山梨学院が筆頭、「2年生エース」擁する学校は要チェック
5日開幕の全国高校野球選手権大会に向け、出場校の甲子園練習が昨7月31日にスタート。この日は、吉田輝星の弟・大輝がエースの金足農(秋田)など7校が聖地で感覚を確かめた。
参加校の選手でひときわ注目を集めたのが、山梨学院(山梨)の菰田陽生(2年=背番号1)だ。
投げては最速152キロ、打っては高校通算25本塁打の投打二刀流。千葉・御宿町生まれ。房総半島の東側に位置する海沿いの街ですくすくと育った。身長はあの大谷翔平(193センチ)より1センチ大きい194センチ。足のサイズも32センチと規格外だ。体重は今年、100キロの大台に到達し、「ウエートが増したこともあり、球威に加え、スイングスピードが速くなった。上武大でプレーする兄も50メートル5秒7と快足の持ち主。身体能力の高さは折り紙付きで、来年2026年ドラフトの目玉の一人です」とは、セ球団スカウトだ。
その菰田はこの日、投手としてシートノックに参加した後、一塁でノックを受けた。その後、三塁側のブルペンで投球練習し、最後はマウンドで7球。二刀流選手らしく慌ただしく動き回った。