古江彩佳が貫く「日本愛」…今年も日本女子OP参戦に《格下の国内公式戦に出る意味ある?》の声も

公開日: 更新日:

 今週の米女子ツアーのウォルマートNWアーカンソー選手権(27日開幕)には、日本選手8人が参戦するが、ツアーメンバーの中で古江彩佳(23)だけは26日開幕の日本女子オープン(茨城・大利根CC西C)に出場する。その後は昨年同様、中1週で所属先主催の富士通レディスのホステスプロとして大会を盛り上げるつもりだ。

 今年の古江は沖縄で開催された日本女子プロ選手権にも出場し、15位だった。古江が国内大会でプレーする姿を楽しみにしているファンは多いが、一部からは「海外メジャーで勝ったのに、格下の国内公式戦に出る意味があるのかな」という声も聞く

 あるツアー関係者は「日本と名の付くタイトルの中でも、女子オープンには特別な思い入れがあるのではないか」とこう言う。

「古江は滝川二高時代の2017、18年に、JGA(日本ゴルフ協会)のナショナルチームに在籍したトップアマだったが、『日本女子アマ』のタイトルは取れなかった。現在の米女子ツアーのメンバーでは、勝みなみ(15年)、吉田優利(18年)、西郷真央(19年)が女子アマに勝っている。さらに、勝は21年から女子オープンも連覇し、畑岡奈紗も同オープンを3度優勝している。日本女子アマと女子オープンに勝てば日本のゴルフ史に名が残る。ゴルファーにとっては名誉なことです。無冠の古江が東京とパリ五輪の代表を熱望していたのは、その点と無関係ではないでしょう。古江が憧れる宮里藍も両方のタイトルを取っています」

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    侍ジャパンに日韓戦への出場辞退相次ぐワケ…「今後さらに増える」の見立てまで

  2. 2

    大谷翔平は米国人から嫌われている?メディアに続き選手間投票でもMVP落選の謎解き

  3. 3

    “新コメ大臣”鈴木憲和農相が早くも大炎上! 37万トン減産決定で生産者と消費者の分断加速

  4. 4

    侍J井端監督が仕掛ける巨人・岡本和真への「恩の取り立て」…メジャー組でも“代表選出”の深謀遠慮

  5. 5

    阪神の日本シリーズ敗退は藤川監督の“自滅”だった…自軍にまで「情報隠し」で選手負担激増の本末転倒

  1. 6

    新米売れず、ささやかれる年末の米価暴落…コメ卸最大手トップが異例言及の波紋

  2. 7

    藤川阪神で加速する恐怖政治…2コーチの退団、異動は“ケンカ別れ”だった

  3. 8

    矢地祐介との破局報道から1年超…川口春奈「お誘いもない」プライベートに「庶民と変わらない」と共感殺到

  4. 9

    渡邊渚“逆ギレ”から見え隠れするフジ退社1年後の正念場…現状では「一発屋」と同じ末路も

  5. 10

    巨人FA捕手・甲斐拓也の“存在価値”はますます減少…同僚岸田が侍J選出でジリ貧状態