田中秀道さんのおかげで実現した奇跡のペアリング…長いイップスからの復活を間近で見て感動しました
兵庫県のゴルフ場で練習生だった1995年。県内で開催された「フィリップモリスチャンピオンシップ」を現地で観戦しました。録画で見た最終日に優勝したのは田中秀道さん。身長は僕とほとんど同じ166センチと小柄ながら、右から大きく回すフックボールを武器にジャンボさんや尾崎直道さんを下しての初Vに感動。ファンになったと同時に、プロゴルフの世界に興味を持った日でもあります。
後に、藤田寛之さんの専属キャディーになり、試合で秀道さんと同組になることもありました。藤田さんが「こいつ秀道のファンなんだよ」と言ってくれたことが縁で、お話をするようになり、「いつかキャディーをしたいなあ」とずっと思っていました。
それが実現したのは16年前の下部ツアー。当時の秀道さんはイップスに苦しんでいました。
「悩んでいる人は多いけど、俺よりひどい人はいないよ」と苦笑いする秀道さんに無理やりお願いし、バッグを担ぎました。大会前「ボロボロだけど、それでもいいなら」と言ってた通りの内容でした。
そんな秀道さんに希望の光が見えたのは一昨年のこと。ある時「グニャグニャ」に軟らかいシャフトを使ったら自分の力ではなく、シャフトのしなりでヘッドが戻ってきてクラブが楽に振れたそうです。昔の感覚が徐々に戻り、段階的にシャフトの硬さもハードにして、代名詞だったあのフックボールが打てるようになったといいます。


















