日本卓球の超新星 メダリストキラー大藤沙月に“万年2位”の過去…日本代表連続撃破で国際大会圧巻の初V

公開日: 更新日:

「『天才』でした。当時から感覚のいい子で、同じ年代の子に同じことを教えても、覚えるのが早くてすぐに取り入れられる。普段は明るくて笑顔でいるんですが、試合になるとクールな表情に変わる。ポーカーフェイスというか、やる気がないと誤解されることも多くて(笑い)。大会では同い年の木原美悠選手にいつも勝てず“万年2位”だった。それでも、小学6年生の終わり頃から勝てるようになってきて、だんだん力が追いついていき、本人も自信がついてきたのではないでしょうか」

 もともと実力はあったものの、平野や伊藤に比べると世界ランクが低いため、コロナ禍による参加制限の影響で国際大会に出られないことも多かった。しかし、今年から国際大会に出場するようになると、シングルスだけでなく女子ダブルスでも表彰台の常連に。今年4月の段階で世界ランキングは125位だったが、10月のアジア選手権では団体優勝に貢献し、ダブルスでも優勝した。

「2015年、小学5年のときに全日本選手権の13歳以下のカテゴリ(カデットの部)で準優勝したんですが、その翌年、同じ大会で試合中に足を捻挫してベスト16にも届かず、悔しい思いをしていた。その挫折を乗り越えて、地道に実力をつけてきた結果だと思います」(前出の平塚コーチ)

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    年収1億円の大人気コスプレーヤーえなこが“9年間自分を支えてくれた存在”をたった4文字で表現

  2. 2

    くら寿司への迷惑行為 16歳少年の“悪ふざけ”が招くとてつもない代償

  3. 3

    映画「国宝」ブームに水を差す歌舞伎界の醜聞…人間国宝の孫が“極秘妻”に凄絶DV

  4. 4

    “やらかし俳優”吉沢亮にはやはりプロの底力あり 映画「国宝」の演技一発で挽回

  5. 5

    山尾志桜里氏“ヤケクソ立候補”の波紋…まさかの参院選出馬に国民民主党・玉木代表は真っ青

  1. 6

    ドジャース佐々木朗希 球団内で「不純物認定」は時間の問題?

  2. 7

    フジテレビCM解禁の流れにバラエティー部門が水を差す…番宣での“偽キャスト”暴露に視聴者絶句

  3. 8

    国分太一は“家庭内モラハラ夫”だった?「重大コンプラ違反」中身はっきりせず…別居情報の悲哀

  4. 9

    輸入米3万トン前倒し入札にコメ農家から悲鳴…新米の時期とモロかぶり米価下落の恐れ

  5. 10

    慶大医学部を辞退して東大理Ⅰに進んだ菊川怜の受け身な半生…高校は国内最難関の桜蔭卒