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友成那智スポーツライター

 1956年青森県生まれ。上智大卒。集英社入社後、今はなきPLAYBOY日本版のスポーツ担当として、日本で活躍する元大リーガーらと交流、米国での現地取材も頻繁に行いアメリカ野球やスポーツビジネスへの造詣を深める。集英社退社後は、各媒体に大リーグ関連の記事を寄稿。04年から毎年執筆している「完全メジャーリーグ選手名鑑」は日本人大リーガーにも愛読者が多い。

自然災害、老朽化で使用禁止になる球場は少なくない…かつては「あわや大惨事」のコンクリート崩落事故も

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 この地震は、マグニチュードが6.9の巨大地震で被害も甚大。ベイエリアのチーム同士の対戦(ジャイアンツ対アスレチックス)となったワールドシリーズが途中で10日間延期されたため、球場に何らかの被害が出たと勘違いされている。

 しかし10日間の中断は、高速道路の崩落などインフラに大きな被害が出たことによるもので、両チームの球場が地震の被害を直接受けたからではない。

 もうひとつ、自然災害と混同されがちなのが98年4月にヤンキースタジアムで起きた500キロのコンクリート崩落事故だ。この事故では2階席下面に亀裂が生じ、コンクリートだけでなく、鋼鉄製の梁も7メートル下の1階観客席に落下した。ただ、事故は午後3時ごろ発生したため人的な被害はなかったが、試合中に起きていたら大惨事になっていたところだ。

 事態を重く見たニューヨーク市当局が10日間、観客をシャットアウトし原因究明を進めた。結果、原因は「老朽化」であることが判明。崩落したコンクリートの塊と鋼鉄製の梁は、ヤンキースタジアムが23年に建設されたときに使用されたものだが、球団が安全面を軽視。経年劣化が進んでいるのを承知しながら定期点検を怠ってきたため、金属腐食が起きていることに気が付かず、崩落に至ったのだ。このことはメディアで広く報じられ、新ヤンキースタジアム建設を望む声が沸騰するきっかけになった。

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