ドジャース首脳陣を悩ます大谷の「やる気マンマン」…ビクビク痙攣してもお構いなしの特異なメンタリティー

公開日: 更新日:

 手術明け1年目は、投球イニング数が制限される。3月から投げていたら、プレーオフに行く前にリミットに達してしまうというのだ。

 ところが、大谷本人は投げる気満々。「なるべく早い時期に焦点を当てたい。開幕が一番、早いところだし、自分としては最短を目指していきたい」と言う。

 ワールドシリーズでは盗塁を試みて左肩を脱臼、想定外の手術を受ける結果になった。投手に復帰する来季は慎重を期して、盗塁は自重するのかと思ったら、

「投手としてその試合の中で投げていたとしても、進塁した方が(勝利の)可能性が高ければ、もちろんいく準備はしたいと思っている」と言うのだ。

「大谷は多少、ダメージがあっても、チームの勝利のためにはフル回転せざるを得ない性分です」と、現地特派員がこう続ける。

「顕著だったのはエンゼルス時代の昨年7月28日、タイガースとのダブルヘッダーです。『2番・投手』として1試合目に完封勝利。その45分後にスタートした2試合目も、休養を勧める首脳陣を制してスタメン出場。本塁打を2本打ったものの、試合中にけいれんを起こした。当時、ネビン監督は二刀流の負担を考慮、話し合いの場を設けて大谷には何度も数試合の休養を勧めていたのです。ただ、そのたびに大谷は出られる状態だと言って休もうとしなかった。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ドジャース佐々木朗希に向けられる“疑いの目”…逃げ癖ついたロッテ時代はチーム内で信頼されず

  2. 2

    ドジャース佐々木朗希の離脱は「オオカミ少年」の自業自得…ロッテ時代から繰り返した悪癖のツケ

  3. 3

    ドジャース佐々木朗希「今季構想外」特別待遇剥奪でアリゾナ送還へ…かばい続けてきたロバーツ監督まで首捻る

  4. 4

    中日・中田翔がいよいよ崖っぷち…西武から“問題児”佐藤龍世を素行リスク覚悟で獲得の波紋

  5. 5

    西武は“緩い”から強い? 相内3度目「対外試合禁止」の裏側

  1. 6

    「1食228円」に国民激怒!自民・森山幹事長が言い放った一律2万円バラマキの“トンデモ根拠”

  2. 7

    “貧弱”佐々木朗希は今季絶望まである…右肩痛は原因不明でお手上げ、引退に追い込まれるケースも

  3. 8

    辞意固めたか、国民民主党・玉木代表…山尾志桜里vs伊藤孝恵“女の戦い”にウンザリ?

  4. 9

    STARTO社の新社長に名前があがった「元フジテレビ専務」の評判…一方で「キムタク社長」待望論も

  5. 10

    注目集まる「キャスター」後の永野芽郁の俳優人生…テレビ局が起用しづらい「業界内の暗黙ルール」とは