投手・大谷翔平の《日本開幕シリーズは難しい》…二刀流復帰に慎重を期すドジャース指揮官の思惑

公開日: 更新日:

 フロントや指揮官が大谷の起用法に神経質になるのは当然。ド軍は昨年12月、大谷と当時プロスポーツ史上最高額の10年7億ドル(約1096億円)の超大型契約を結び、長期間の離脱を強いられる故障だけは避けたいからだ。

 ロバーツ監督も20年以来4年ぶりのWS制覇を評価され、来春のキャンプ中にも契約を延長するとみられているが、超高給取りで球団ビジネスに欠かせない大谷に万が一のことがあれば、責任を問われかねないのだ。

 さらに今オフ、沖縄出身の指揮官は日本企業のイメージキャラクターに起用され、CM出演を果たすなど、副業も舞い込んだ。大谷が活躍すればするほど、オフの仕事が増える可能性もあるだけに、できるだけ長く大谷のボスを務めた方が得策ともいえる。

 大谷はエンゼルス時代、疲労がピークに達しながら投打でフル稼働するのは珍しくなかった。これが2度目の右肘手術を招く要因になっただけに、時には強制的に休養させることも指揮官の重要な仕事になる。

  ◇  ◇  ◇

 ところで、いまやメジャーリーグの顔となった大谷だが、2028年ロス五輪に本人は乗り気でも「出場できない可能性」が濃厚だという。いったいなぜか。どうして大谷は大舞台に立てないのか。その「3つの理由」とは。

●関連記事【もっと読む】…では、それらについて詳しく報じている。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人・田中将大はヤンキースに未練タラタラ…「一途な200勝男」は復帰願望を周囲にこぼしていた

  2. 2

    阪神・才木浩人はドジャース入りで大谷と共闘の現実味…「佐々木朗希より上」の評価まで

  3. 3

    カムバック星野監督の“2カ月20kg”の無茶ぶりに「嫌です」なんて言えるはずもなく…

  4. 4

    今オフ日本史上最多5人がメジャー挑戦!阪神才木は“藤川監督が後押し”、西武Wエースにヤクルト村上、巨人岡本まで

  5. 5

    高市早苗氏は頼みの党員・党友支持に急ブレーキで決戦シナリオ破綻…陣営が迫られる「地獄の選択」

  1. 6

    不世出のストライカー釜本邦茂さんが草葉の陰から鹿島18歳FWの「代表入り」をアドバイス

  2. 7

    国民民主党“激ヤバ”都議に「免許不携帯」疑惑 日刊ゲンダイの直撃にブチ切れ!【動画あり】

  3. 8

    ヤクルト村上宗隆の「メジャー契約金」は何億円?

  4. 9

    そうだ、風邪をひけばいいんだ!減量に行き詰まった末、裸同然で極寒の庭へ飛び出した

  5. 10

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇