ダルビッシュは三度目の失恋…朗希獲得できず加速「ドジャース憎し」が発奮材料に

公開日: 更新日:

「私たちが欲しいのは、ここでのプレーを望む選手。(佐々木との交渉を担当した)グループは本当に完璧な仕事をした」

 ドジャース、ブルージェイズとともに最終面談まで進みながら、最後の最後ではじかれたパドレスのプレラーGMのセリフである。

 しかし、“完璧な仕事”をしながら、結局、同じナ・リーグ西地区のライバルであるドジャースにさらわれた。

 地元紙の取材に答えたプレラー氏の歯ぎしりが聞こえてきそうだが、それ以上に大きなショックを受けているのが、同球団のダルビッシュ有(38)だろう。

 佐々木のポスティング申請が決まると、「面談に参加するように言われたら、喜んで参加する」と自ら交渉役に名乗りを上げ、現地の報道によれば、実際に2回目の面談に同席。夕食会にも参加したという。米メディアの間で一時はパドレスが本命視されたのも、佐々木が私淑するダルの存在が切り札になるとみられていたからだ。

「昨オフには、共闘を熱望しながら、結果的に大谷にも山本にもフラれた。『日本人で集まってドジャースを倒したかった。力が抜けた』とショックを受けていたが、昨季はドジャース相手に3試合に先発して防御率1.72と圧倒している。打倒ドジャースはダルの大きなモチベーションのひとつ。プラスに働くかもしれない」(関係者)

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    立花孝志容疑者を"担ぎ出した"とやり玉に…中田敦彦、ホリエモン、太田光のスタンスと逃げ腰に批判殺到

  2. 2

    阪神・佐藤輝明にライバル球団は戦々恐々…甲子園でのGG初受賞にこれだけの価値

  3. 3

    FNS歌謡祭“アイドルフェス化”の是非…FRUITS ZIPPER、CANDY TUNE登場も「特別感」はナゼなくなった?

  4. 4

    阪神異例人事「和田元監督がヘッド就任」の舞台裏…藤川監督はコーチ陣に不満を募らせていた

  5. 5

    新米売れず、ささやかれる年末の米価暴落…コメ卸最大手トップが異例言及の波紋

  1. 6

    兵庫県・斎藤元彦知事らを待ち受ける検察審の壁…嫌疑不十分で不起訴も「一件落着」にはまだ早い

  2. 7

    カズレーザーは埼玉県立熊谷高校、二階堂ふみは都立八潮高校からそれぞれ同志社と慶応に進学

  3. 8

    日本の刑事裁判では被告人の尊厳が守られていない

  4. 9

    1試合で「勝利」と「セーブ」を同時達成 プロ野球でたった1度きり、永遠に破られない怪記録

  5. 10

    加速する「黒字リストラ」…早期・希望退職6年ぶり高水準、人手不足でも関係なし