ブルージェイズに《無能なフロント》の烙印…振り回されて大損した球団は恨み骨髄、猛反撃へ

公開日: 更新日:

 深追いしたばかりに、大きな傷を負った。争奪戦で大逆転を狙ったブルージェイズのことだ。

 筆頭オーナーのエドワード・ロジャース3世は北中米でも有数の資産家で、メジャー屈指の資金力を武器に争奪戦の最後まで残った。

「その武器をより強固にするため、18日(日本時間)にはガーディアンズとのトレードを敢行。完全に不良債権と化したマイルズ・ストローを2年約21億円で引き取る代わりに、佐々木獲得に必要な国際ボーナスプール200万ドル(約3億1000万円)を獲得しながら、トレード成立の数時間後に佐々木からドジャース入りが発表された。地元紙の『トロント・サン』はさっそく、“単なる損失では済まない”“恥ずべき事態”“無能なフロント”と球団批判を展開しています」(地元メディア関係者)

 ブルージェイズが獲得したストローは、2022年に外野手部門のゴールドグラブ賞を受賞したものの、昨季はわずか7試合の出場で、安打は1本。ガーディアンズが持つ国際ボーナスプールを譲り受け、佐々木獲得資金を増額するためだったが、ストローというお荷物を背負い込むうえに佐々木を取り逃がし、さらには金銭または選手をガーディアンズに差し出すことになったのだ。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    大谷翔平は米国人から嫌われている?メディアに続き選手間投票でもMVP落選の謎解き

  2. 2

    大谷翔平の来春WBC「二刀流封印」に現実味…ドジャース首脳陣が危機感募らすワールドシリーズの深刻疲労

  3. 3

    前田健太は巨人入りが最有力か…古巣広島は早期撤退、「夫人の意向」と「本拠地の相性」がカギ

  4. 4

    新生阿部巨人は早くも道険し…「疑問残る」コーチ人事にOBが痛烈批判

  5. 5

    来春WBCは日本人メジャー選手壊滅危機…ダル出場絶望、大谷&山本は参加不透明で“スカスカ侍J”に現実味

  1. 6

    詞と曲の革命児が出会った岩崎宏美という奇跡の突然変異種

  2. 7

    高市政権にも「政治とカネ」大噴出…林総務相と城内経済財政相が“文春砲”被弾でもう立ち往生

  3. 8

    「もう野球やめたる!」…俺は高卒1年目の森野将彦に“泣かされた”

  4. 9

    連立与党の維新が迫られる“踏み絵”…企業・団体献金「規制強化」公明・国民案に立憲も協力

  5. 10

    新米売れず、ささやかれる年末の米価暴落…コメ卸最大手トップが異例言及の波紋