楽天は現場とオーナーの板挟み、中日は故障問題…新監督を悩ませる「逸材新人」のトリセツ

公開日: 更新日:

 注目ルーキーたちもプロのスタートを切った。中でも、即戦力としての期待が高いのは、楽天の宗山塁(21=明大)と中日の金丸夢斗(21=関大)。昨秋ドラフトでそれぞれ5球団、4球団が競合した目玉新人だ。

「宗山は、昨季135試合にスタメン出場した村林(27)との遊撃争いに臨む。“20年に一人の逸材”と言われる文字通りの金の卵だけに、球団は営業面を考えても下駄を履かせたいのが本音でしょう。宗山がキャンプの実戦、オープン戦で期待通りの結果を残せば、三木監督も頭を悩ませることはないのですが、中途半端な成績だと判断が難しい。指揮官が実力至上主義を打ち出しても、楽天は球団やその上のオーナーの意向が現場に反映される特殊な球団。首脳陣が天の声に振り回される事態になれば、チームには早くも不穏な空気が流れることになります」(球団OB)

【写真】この記事の関連写真を見る(17枚)

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    高画質は必要ない? 民放各社が撤退検討と報じられた「BS4K」はなぜ失敗したのですか?

  2. 2

    気温50度の灼熱キャンプなのに「寒い」…中村武志さんは「死ぬかもしれん」と言った 

  3. 3

    広陵暴力問題の闇…名門大学の推薦取り消し相次ぎ、中井監督の母校・大商大が「落ち穂拾い」

  4. 4

    巨人阿部監督はたった1年で崖っぷち…阪神と藤川監督にクビを飛ばされる3人の監督

  5. 5

    (4)指揮官が密かに温める虎戦士「クビ切りリスト」…井上広大ら中堅どころ3人、ベテラン2人が対象か

  1. 6

    U18日本代表がパナマ撃破で決勝進出!やっぱり横浜高はスゴかった

  2. 7

    日本ハム・レイエスはどれだけ打っても「メジャー復帰絶望」のワケ

  3. 8

    志村けんさん急逝から5年で豪邸やロールス・ロイスを次々処分も…フジテレビ問題でも際立つ偉大さ

  4. 9

    佐々木朗希いったい何様? ロッテ球団スタッフ3人引き抜きメジャー帯同の波紋

  5. 10

    (2)事実上の「全権監督」として年上コーチを捻じ伏せた…セVでも今オフコーチ陣の首筋は寒い