広島は貧打に改善の兆しアリ…小園海斗はケガの功名で打撃開花、期待のドラ1も視界良好

公開日: 更新日:

 昨季は9月を首位で迎えたものの、1カ月で20敗を喫して4位に沈んだ。チーム打率.238、本塁打52本はいずれもリーグワースト。415得点も同5位という貧打に泣いた打線が「大変身」する可能性があるという。

 まずは小園海斗(24)だ。昨季5月に打率.368、15打点の活躍で自身初の月間MVP。最終的に143試合フル出場し、打率.280、2本塁打、61打点、13盗塁と躍動した。オフには侍ジャパンに選出され、プレミア12でも打率.387、12安打、2本塁打と打ちまくった。広島のチーム関係者がこう言う。

「昨年、不安定だった遊撃をクビになり、三塁に回ったことで守備の負担が激減し、持ち前の打撃が開花した。遊撃には守備のいい矢野がいるので、開幕から三塁に専念できる今季は昨季以上の成績を残せるのではないか」

 もう一人は、ドラフト1位・佐々木泰(22=青学大)である。

 昨秋の明治神宮大会で左肩を脱臼するも、順調に回復。キャンプは二軍スタートとなったが、「新人合同自主トレでフルメニューを消化するなど、準備は整いつつある。ドラ1だと、どうしても飛ばしがちだが、二軍スタートだから、じっくり調整できる。新井監督は日南での1次キャンプ中の一軍合流も示唆しています」(同)

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 野球のアクセスランキング

  1. 1

    俺が監督になったら茶髪とヒゲを「禁止」したい根拠…立浪和義のやり方には思うところもある

  2. 2

    阪神・梅野がFA流出危機!チーム内外で波紋呼ぶ起用法…優勝M点灯も“蟻の一穴”になりかねないモチベーション低下

  3. 3

    梅野隆太郎は崖っぷち…阪神顧問・岡田彰布氏が指摘した「坂本誠志郎で捕手一本化」の裏側

  4. 4

    巨人エース戸郷翔征の不振を招いた“真犯人”の実名…評論家のOB元投手コーチがバッサリ

  5. 5

    阪神に「ポスティングで戦力外」の好循環…藤浪晋太郎&青柳晃洋が他球団流出も波風立たず

  1. 6

    オレが立浪和義にコンプレックスを抱いた深層…現役時代は一度も食事したことがなかった

  2. 7

    巨人・阿部監督に心境の変化「岡本和真とまた来季」…主砲のメジャー挑戦可否がチーム内外で注目集める

  3. 8

    阿部巨人が今オフFA補強で狙うは…“複数年蹴った”中日・柳裕也と、あのオンカジ選手

  4. 9

    “死球の恐怖”藤浪晋太郎のDeNA入りにセ5球団が戦々恐々…「打者にストレス。パに行ってほしかった」

  5. 10

    阪神・佐藤輝明が“文春砲”に本塁打返しの鋼メンタル!球団はピリピリも、本人たちはどこ吹く風

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    梅野隆太郎は崖っぷち…阪神顧問・岡田彰布氏が指摘した「坂本誠志郎で捕手一本化」の裏側

  2. 2

    阪神に「ポスティングで戦力外」の好循環…藤浪晋太郎&青柳晃洋が他球団流出も波風立たず

  3. 3

    阪神・佐藤輝明が“文春砲”に本塁打返しの鋼メンタル!球団はピリピリも、本人たちはどこ吹く風

  4. 4

    自民両院議員懇談会で「石破おろし」が不発だったこれだけの理由…目立った空席、“主導側”は発言せず欠席者も

  5. 5

    広末涼子「実況見分」タイミングの謎…新東名事故から3カ月以上なのに警察がメディアに流した理由

  1. 6

    参政党のSNS炎上で注目「ジャンボタニシ」の被害拡大中…温暖化で生息域拡大、防除ノウハウない生産者に大打撃

  2. 7

    国保の有効期限切れが8月1日からいよいよスタート…マイナ大混乱を招いた河野太郎前デジタル相の大罪

  3. 8

    『ナイアガラ・ムーン』の音源を聴き、ライバルの細野晴臣は素直に脱帽した

  4. 9

    初当選から9カ月の自民党・森下千里議員は今…参政党さや氏で改めて注目を浴びる"女性タレント議員"

  5. 10

    “死球の恐怖”藤浪晋太郎のDeNA入りにセ5球団が戦々恐々…「打者にストレス。パに行ってほしかった」