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菅谷齊東京プロ野球記者OBクラブ会長

1943年、東京都生まれ。共同通信社でV9時代の巨人をはじめ、阪神などを担当。1970年代からメジャーリーグも取材した。野球殿堂選考代表幹事を務めたほか、三井ゴールデングラブ賞設立に尽力。現在は東京プロ野球記者OBクラブ会長。

金田ロッテはキャンプ中に「生理(性処理)休暇」を堂々と導入!監督就任翌年に日本一を達成した

公開日: 更新日:

 令和は“不倫の時代”か。プロ野球の世界も他人事ではない。西武の名遊撃手でマジメ人間のイメージだった源田壮亮も、だ。

 そんな性問題の防御策を半世紀ほど前に考えついたのが、400勝投手でロッテ監督時代の金田正一だった。

「生理休暇」を鹿児島キャンプ中に実行したのである。1973年にロッテ監督になると、若くて体力があり、それなりに小金には不自由しない選手たちの“性処理”を堂々と取り入れた。

 前代未聞の金田政策にどのチームも「えぇっ?……」となった。

 プロ野球選手は女性ファンにモテる。当然、誘いもするし、お呼びもかかる。そして「ああして、そうして、こうなる」。ときには間違いも。「キャンプも日にちが経つとボーッとするヤツがいるやろ。理由は分かっておる。変なことに巻き込まれたら困る。そこでだ」と金田が思いついたのが、それ、である。

 妻帯者を1泊2日で自宅に帰し、独身者は監督が引き連れて街へ繰り出す、と。羽田空港には奥方たちが迎えに来ていたそうである。

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