大谷翔平が「投手延命」に必死…フォーム改造に新球習得、まさかの休養受け入れの思惑

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 特派員のひとりがこう言う。

「大谷は肘に負担をかけるのは球速だと考えている。球速が上がることによって、肘にかかる負荷も大きくなると。ただし、100マイル超の速球は本人の持ち味。球速を維持しながら、できるだけ肘に負担をかけないフォームを模索しているのです。シュートしながら縦に鋭く落ちるハードシンカーは、右打者の外角に鋭く大きく曲がるスイーパーとは逆の変化でなおかつ沈む。精度が上がれば、大谷にとっては決め球がひとつ増えることになりますからね」

 休みたがらない大谷が、今季は首脳陣の休養指令に従うという。休養を受け入れ、休むことに徹したいと公言したのはメジャー8年目にして初めてのこと。実際、キャンプ2日目には全体練習を休んでいる。

 ドジャースと10年契約を結んだ大谷が、残り9年間、投手を続けられる保証はどこにもない。だとすれば、投球の質を上げてなおかつ、できるだけ長く投げ続けたいと思うのは当然。休養を受け入れる覚悟を決めた裏には、そんな思いもあるに違いない。


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