大谷翔平が「投手延命」に必死…フォーム改造に新球習得、まさかの休養受け入れの思惑

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「自分の中では常に変化を求めていきたいと思っているので。その中のひとつかなと思う」

 日本時間21日、ドジャース大谷翔平(30)が投球フォームをノーワインドアップに変えた理由に関してこう言った。

 これだけではない。テークバックはこれまで以上に小さくなった。ブルペンで投げているツーシームの軌道も昨季までとは異なる。これまでのような右打者の懐に食い込む横の変化に加えて、沈む変化が大きくなった。メジャーでいうところのハードシンカーだ。

 代理人のネズ・バレロ氏によれば、「ショウヘイは投げることが好き」だそうだ。本塁打王2回に打点王1回、メジャー史上初の50本塁打‐50盗塁……打者としては多くの快挙を達成したものの、投手としては22年に15勝(9敗)してサイ・ヤング賞投票でリーグ4位になったのがベスト。打つだけでなく二刀流選手として、好きな投手でも思うような結果が欲しいのだろう。

 とはいえ、すでに右肘靱帯を2度手術。自ら、「もう1回、同じ症状になったらポジションチェンジ」と投手断念を示唆している。つまり今回が投手として最後のチャレンジになる可能性があるだけに、投手としてのパフォーマンスを上げながら、極力、右肘に負担を掛けたくない。そのための「変化」が必要ということか。

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