9タコ坂本勇人の「生かし方」が阿部巨人の頭痛の種に…守備固め、代打要員で納得させられるか

公開日: 更新日:

阿部監督にとって坂本は盟友だけに…

 一方、守備の課題はある。1-1の七回無死二塁で、中日村松の投前へのバントを井上が三塁へ送球。完全にアウトのタイミングも、代走の上林にタッチをかいくぐられ、ピンチを広げた(記録は犠打野選)。続く木下にセーフティースクイズを決められ、勝ち越しを許した。これには阿部監督も「確実にアウトにしてほしかった」と苦言を呈したが、さる巨人OBがこう言った。

「中山の守備の甘さが出た格好で、おそらく坂本ならアウトにしていたでしょう。ただし、打撃の状態は正反対。開幕戦の三塁も阿部監督はオープン戦打率.115と不振の坂本にするか、同.304と好調だった中山にするか、直前まで迷ったそうです。最終的に坂本の経験と守備力に託したものの、かねて球団からは『若手の生え抜きスターを育てて欲しい』とプレッシャーをかけられているのも確か。いくら中山はポカが目立つとはいえ、野手は打ってナンボの世界。阿部監督にとって坂本は盟友だけに、チームが勝っているうちに、守備固めや代打要員として納得させられればいいのですが……」

 いずれにせよ、通算2415安打のレジェンドが、いよいよ崖っぷちに立たされているのは間違いない。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ドジャース佐々木朗希に向けられる“疑いの目”…逃げ癖ついたロッテ時代はチーム内で信頼されず

  2. 2

    ドジャース佐々木朗希の離脱は「オオカミ少年」の自業自得…ロッテ時代から繰り返した悪癖のツケ

  3. 3

    ドジャース佐々木朗希「今季構想外」特別待遇剥奪でアリゾナ送還へ…かばい続けてきたロバーツ監督まで首捻る

  4. 4

    中日・中田翔がいよいよ崖っぷち…西武から“問題児”佐藤龍世を素行リスク覚悟で獲得の波紋

  5. 5

    西武は“緩い”から強い? 相内3度目「対外試合禁止」の裏側

  1. 6

    「1食228円」に国民激怒!自民・森山幹事長が言い放った一律2万円バラマキの“トンデモ根拠”

  2. 7

    “貧弱”佐々木朗希は今季絶望まである…右肩痛は原因不明でお手上げ、引退に追い込まれるケースも

  3. 8

    辞意固めたか、国民民主党・玉木代表…山尾志桜里vs伊藤孝恵“女の戦い”にウンザリ?

  4. 9

    STARTO社の新社長に名前があがった「元フジテレビ専務」の評判…一方で「キムタク社長」待望論も

  5. 10

    注目集まる「キャスター」後の永野芽郁の俳優人生…テレビ局が起用しづらい「業界内の暗黙ルール」とは