日本ハム野村佑希「仮免4番」まだまだ続く…地元メディアも周囲も定着には半信半疑

公開日: 更新日:

 プレイボール間もない京セラドーム大阪に、快音が響いた。

 18日、日本ハム野村佑希(24)が初回1死一、二塁の場面で、貴重な先制点となる左前適時打を放った。

 この日は4打数2安打だった野村は開幕前、新庄監督から「4番に座らせる。ただし、開幕15試合限定」とハッパをかけられ奮起。指揮官も約束を守って4番から外さず、14試合が終了した時点で打率こそ.234だったものの、チームトップの3本塁打、10打点をマーク。ニンマリの新庄監督から、「これからも野村くんには4番として打席に立ってもらう」と、1試合早い“合格通知”を貰った。

 もっとも、今後も4番を死守できるかどうかは本人次第だ。北海道の地元メディアも「一次試験合格」と書くなど、あくまで「当面は」という話。過去にもレギュラーを掴みかけながら、何度も手放しているだけに、周囲も半信半疑である。

 それは野村自身も理解しているようで、合格が発表される前日の試合からこの日まで、5試合連続安打。得点圏打率も17打数7安打で4割を超え、4番に相応しい勝負強さを見せつけている。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    日本は強い国か…「障害者年金」を半分に減額とは

  2. 2

    SBI新生銀が「貯金量107兆円」のJAグループマネーにリーチ…農林中金と資本提携し再上場へ

  3. 3

    巨人が李承燁コーチ就任を発表も…OBが「チグハグ」とクビを傾げるFA松本剛獲得の矛盾

  4. 4

    「おこめ券」でJAはボロ儲け? 国民から「いらない!」とブーイングでも鈴木農相が執着するワケ

  5. 5

    NHK朝ドラ「ばけばけ」が途中から人気上昇のナゾ 暗く重く地味なストーリーなのに…

  1. 6

    侍Jで加速する「チーム大谷」…国内組で浮上する“後方支援”要員の投打ベテラン

  2. 7

    石破前首相も参戦で「おこめ券」批判拡大…届くのは春以降、米価下落ならありがたみゼロ

  3. 8

    阿部巨人に大激震! 24歳の次世代正捕手候補がトレード直訴の波紋「若い時間がムダになっちゃう」と吐露

  4. 9

    ドジャース首脳陣がシビアに評価する「大谷翔平の限界」…WBCから投打フル回転だと“ガス欠”確実

  5. 10

    高市政権の物価高対策「自治体が自由に使える=丸投げ」に大ブーイング…ネットでも「おこめ券はいらない!」