新庄監督のガマンが日本ハムの命運握る…昨季の快進撃呼んだ「コーチに采配丸投げ」継続中

公開日: 更新日:

 昨年のCSファーストステージ第2戦。ロッテ相手に延長十回サヨナラ勝ちした日本ハム新庄剛志監督(53)は、こんなことを言っていた。

「岸マネジャーにオーダーを組んでもらった」「チームがひとつになるっていうところで。継投と代打とか交代はもう(首脳陣)全員でああだこうだ言いながらいった」

 打順をマネジャーに託すだけでなく、選手の起用もすべて、コーチに任せたというのだ。

 さる日本ハムOBは、「これは今季も基本的に継続しているようです」と、こう続ける。

「『1年間はトライアウト』と宣言した就任1年目、2年目は選手の実力を把握できておらず、経験豊富なベテランを試そうとして継投がむちゃくちゃになったり、『プロフェッショナルな部分に欠けている』などとして自身の好みで起用したりする傾向があった。もちろん新庄監督が判断していることもありますけど、基本的に我を捨ててコーチに“丸投げ”することで『選手ファースト』の起用、采配になり、チームがうまく回っている面はあると思います」

 開幕3カードを終えて4勝4敗の五分。前年2位から優勝を果たすためには、いかに新庄監督がガマンできるかにかかっている──。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    白鵬のつくづくトホホな短慮ぶり 相撲協会は本気で「宮城野部屋再興」を考えていた 

  2. 2

    生田絵梨花は中学校まで文京区の公立で学び、東京音大付属に進学 高3で乃木坂46を一時活動休止の背景

  3. 3

    武田鉄矢「水戸黄門」が7年ぶり2時間SPで復活! 一行が目指すは輪島・金沢

  4. 4

    佳子さま“ギリシャフィーバー”束の間「婚約内定近し」の噂…スクープ合戦の火ブタが切られた

  5. 5

    狭まる維新包囲網…関西で「国保逃れ」追及の動き加速、年明けには永田町にも飛び火確実

  1. 6

    和久田麻由子アナNHK退職で桑子真帆アナ一強体制確立! 「フリー化」封印し局内で出世街道爆走へ

  2. 7

    松田聖子は「45周年」でも露出激減のナゾと現在地 26日にオールナイトニッポンGOLD出演で注目

  3. 8

    田原俊彦「姉妹は塾なし」…苦しい家計を母が支えて山梨県立甲府工業高校土木科を無事卒業

  4. 9

    藤川阪神の日本シリーズ敗戦の内幕 「こんなチームでは勝てませんよ!」会議室で怒声が響いた

  5. 10

    実業家でタレントの宮崎麗果に脱税報道 妻と“成り金アピール”元EXILEの黒木啓司の現在と今後