巨人「佐々木麟太郎取り」の本気度は?スカウト幹部わざわざ米スタンフォード大へ視察

公開日: 更新日:

 日刊スポーツの“スクープ”が巨人関係者の間でも話題になっている。

 20日に「麟太郎 極秘視察NPB3球団」と題して、巨人や西武など3球団9人の関係者が、米スタンフォード大・佐々木麟太郎(20=花巻東)の試合を現地視察したと報じた記事だ。わざわざサンフランシスコまで足を運んでスタンド観戦する、巨人の水野雄仁編成本部長代理スカウト担当と榑松伸介スカウト部次長の写真も掲載されていた。

 史上最多とされる高校通算140本塁打の佐々木は、花巻東3年時の2023年ドラフトでプロ志望届を提出せずに、スタンフォード大への進学を選択。入学を前にした昨年9月の会見では「今の段階では両方から指名をしていただくチャンスがあるので。その段階を踏めるような選手になれるよう頑張りたい」と、メジャーと日本プロ野球からのドラフト指名を見据えて海を渡った。

 巨人OBが言う。

「渉外担当ではなく、スカウト部の幹部2人を視察に派遣した。それだけ本気の証拠、とチーム関係者も言っていた。麟太郎はMLBでは26年7月のドラフト対象となり、NPBでは27年秋のドラフトで指名が可能。巨人は4番の岡本和真が早ければ今オフにもポスティングでメジャー挑戦する可能性があり、岡本が流出すればチームに大砲がいなくなる。22歳の秋広優人は期待ほどの成長曲線を描いておらず、今季も二軍で2本塁打、打率1割台と一軍昇格すら見えない状態。他を見渡しても、長距離砲と言えるのはドミニカ共和国出身の育成選手、20歳のティマくらいしかいない。麟太郎が米国で順調に成長すれば、大砲枠の有力候補にはなり得ます」

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 野球のアクセスランキング

  1. 1

    「おまえになんか、値がつかないよ」編成本部長の捨て台詞でFA宣言を決意した

  2. 2

    ドジャース佐々木朗希の心の瑕疵…大谷翔平が警鐘「安全に、安全にいってたら伸びるものも伸びない」

  3. 3

    ドジャース「佐々木朗希放出」に現実味…2年連続サイ・ヤング賞左腕スクーバル獲得のトレード要員へ

  4. 4

    巨人が李承燁コーチ就任を発表も…OBが「チグハグ」とクビを傾げるFA松本剛獲得の矛盾

  5. 5

    ドジャース大谷翔平32歳「今がピーク説」の不穏…来季以降は一気に下降線をたどる可能性も

  1. 6

    契約最終年の阿部巨人に大重圧…至上命令のV奪回は「ミスターのために」、松井秀喜監督誕生が既成事実化

  2. 7

    「えげつないことも平気で…」“悪の帝国”ドジャースの驚愕すべき強さの秘密

  3. 8

    査定担当から浴びせられた辛辣な低評価の数々…球団はオレを必要としているのかと疑念を抱くようになった

  4. 9

    ドジャースが村上宗隆獲得へ前のめりか? 大谷翔平が「日本人選手が増えるかも」と意味深発言

  5. 10

    ドジャース首脳陣がシビアに評価する「大谷翔平の限界」…WBCから投打フル回転だと“ガス欠”確実

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人が李承燁コーチ就任を発表も…OBが「チグハグ」とクビを傾げるFA松本剛獲得の矛盾

  2. 2

    農水省ゴリ押し「おこめ券」は完全失速…鈴木農相も「食料品全般に使える」とコメ高騰対策から逸脱の本末転倒

  3. 3

    TBS「ザ・ロイヤルファミリー」はロケ地巡礼も大盛り上がり

  4. 4

    維新の政権しがみつき戦略は破綻確実…定数削減を「改革のセンターピン」とイキった吉村代表ダサすぎる発言後退

  5. 5

    3度目の日本記録更新 マラソン大迫傑は目的と手段が明確で“分かりやすい”から面白い

  1. 6

    国分太一“追放”騒動…日テレが一転して平謝りのウラを読む

  2. 7

    粗品「THE W」での“爆弾発言”が物議…「1秒も面白くなかった」「レベルの低い大会だった」「間違ったお笑い」

  3. 8

    阿部巨人に大激震! 24歳の次世代正捕手候補がトレード直訴の波紋「若い時間がムダになっちゃう」と吐露

  4. 9

    「おまえになんか、値がつかないよ」編成本部長の捨て台詞でFA宣言を決意した

  5. 10

    巨人阿部監督の“育成放棄宣言”に選手とファン絶望…ベテラン偏重、補強優先はもうウンザリ