大谷翔平、ジャッジらのロス五輪出場はトランプ大統領次第…新設の作業部会で自ら陣頭指揮
就任以来、関税交渉などで剛腕を発揮している米国のドナルド・トランプ大統領(79)が自国開催での五輪にも影響力を及ぼしそうだ。
トランプ氏は日本時間6日、2028年ロサンゼルス五輪に向けたタスクフォース(作業部会)を新たに設置する大統領令に署名し、委員長として自ら陣頭指揮を執ると発表した。会見には、ロス五輪組織委員会のケーシー・ワッサーマン委員長も同席。同委員長は今年2月、MLBのオーナー会議に出席し、各球団の経営者に現役メジャーリーガーの出場を呼びかけたことで知られる。
ワッサーマン委員長は今後の作業部会を通じて、トランプ大統領にMLBのロブ・マンフレッド・コミッショナーを説得するよう働きかけるとみられる。
これまで、MLBと各球団はレギュラーシーズン中に開催される五輪の選手派遣に消極的な姿勢をとってきた。前回、野球競技が実施された21年東京五輪でも米国代表はマイナーリーグの選手で編成された。
しかし、かねてMLBは時の政権に及び腰で、これまでも歴代の大統領の要求を受け入れてきた。