ドジャース山本由伸の足を引っ張る大谷翔平の援護不足…登板試合に限って打撃振るわず
好投しても報われない
大谷は山本が登板した23試合のうち、真美子夫人の出産に立ち会うために欠場した4月19日のレンジャーズ戦を除き、22試合で打率.250、17三振。5本塁打を放っているものの、9打点と物足りない。
山本はチームで唯一、開幕からローテを守っているが、好投しても報われないケースが少なくない。先発投手の最低限の役割とされるクオリティースタート(QS=6回を自責点3以内)は12試合、そのうち2試合で黒星が付き、勝敗が付かなかったのも3試合あった。
デーブ・ロバーツ監督は山本をエースと認め、「必要な時にイニングを投げ切れる力、左右の打者への対応力など、それらの要素が揃っている選手はメジャーでも限られる」と話している。
指揮官は地区4連覇、2年連続世界一に向けて今後も山本中心のローテになると明言。山本も夏場の疲れがピークに達する8月に入っても「体調は決して悪くない。むしろ例年に比べていい方だと思う」とし、終盤でのフル稼働に意欲を見せている。
中4日での登板も辞さない姿勢も見せているものの、これまで同様、打線の援護がなければ、好投しても徒労に終わりかねない。
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ところで「投手・大谷」はいま、「投手生命の危機」に発展しかねない状況にある。球団は本人の意向もあるとはいえ、復帰プランを二転三転させたあげく、現時点で1カ月も前倒ししているのだ。さらに、休養日は父親リスト入りの2日間を除けばゼロ。これでもかとばかりに酷使が続く中、いったいいま何が起きているのか――。
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