史上最年少の中学生プロは国内男子ツアーの救世主になれるか

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「加藤は史上最年少プロということで多くのスポーツ紙が取り上げていたし、初の予選突破となれば話題になるでしょうが、彼にツアーの起爆剤を期待するのは酷です。2022年の今大会で蝉川泰果(24)が史上6人目のアマ優勝を果たし、1か月後の日本オープンも制した。アマでプロツアーに2勝は確かに偉業です。ゴルフ界はプロツアーの顔になると期待したが、蝉川ですら人気がない」

 ファンの心をがっちり掴んで人気者になったといえば、中学を卒業して約2か月後に史上最年少でプロツアーに勝った石川遼(34)だ。

「遼君はその後も順調に成績を挙げ、老若男女の誰もが顔と名前を知っていた。遼君見たさに中高年の夫人が試合会場に押しかけた。ゴルフを知らないご婦人がハイヒールで観戦に来て困っていたこともありましたよ。例えば、国内で5連勝するとか、年間10勝とか、スポット参戦の海外メジャーで優勝するなんて無理でしょ。まずはゴルフファンが『すごい』と思う成績以外に、しゃべりやルックスというかテレビ映りで幅広い年齢層に受けないと、今はブームになるほどの人気は出ない。世界のゴルファーが夢見るマスターズに勝った松山英樹(33)の人気がそこそこなのは、そういうことじゃないですか」(同)

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