夕方に函館出発、翌朝は千葉で試合…ウルトラハードだった17時間半の弾丸ドライブ
永嶋花音ちゃんとコンビを組んだ「ニトリレディス」の1週間前のこと。急きょ出場が決まった9月1日からの日本女子オープン予選会のオファーを受けたのです。でも、ニトリの会場は函館。日曜に試合が終わって、月曜の朝に千葉に到着するのは僕の愛車では到底無理。
「もしも予選を通らなかった時はお願いします」というので、引き受けました。仮に予選落ちなら、土曜日に苫小牧へ移動し、フェリーで仙台か茨城の大洗港まで行けば日曜には千葉に到着。月曜からの試合には間に合うからです。
ニトリの花音ちゃんは4アンダー15位で決勝へ進み、予選会のキャディーはなくなりましたが、この晩考えました。「ニトリ-予選会-ゴルフ5」の3試合で僕がキャディーでやれば花音ちゃんもプレーしやすいはず。力になりたくて、千葉行きの最短ルートを探すと、函館発午後5時30分-青森港着午後9時10分着のフェリーではやっぱり間に合いそうもない。
「断るか」と思ったら、函館発午後4時-大間着午後5時30分のフェリーを見つけたのです。花音ちゃんのスタート時間は月曜の朝8時50分。マグロで有名な本州最北端の大間から試合会場の鷹之台CCまで約850キロ。カーナビ計算で約12時間。途中に1時間ぐらいは眠れると思い、千葉へ向かうことにしたのですが、甘かった。