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梅原敦プロキャディー

1974年4月生まれ。京都府向日市出身。98年「つるやオープン」から藤田寛之とコンビを組み、15年間専属キャディーとして14勝を挙げ、2012年賞金王、海外メジャーも経験。14年からフリーになり、森田理香子、一ノ瀬優希、成田美寿々、李知姫、塚田陽亮プロとのコンビでも優勝。22年は菅沼菜々のバッグも担ぐ。キャディーとして通算22勝。軽自動車のキャンピングカーで男女ツアーを転戦中。

夕方に函館出発、翌朝は千葉で試合…ウルトラハードだった17時間半の弾丸ドライブ

公開日: 更新日:

 永嶋花音ちゃんとコンビを組んだ「ニトリレディス」の1週間前のこと。急きょ出場が決まった9月1日からの日本女子オープン予選会のオファーを受けたのです。でも、ニトリの会場は函館。日曜に試合が終わって、月曜の朝に千葉に到着するのは僕の愛車では到底無理。

「もしも予選を通らなかった時はお願いします」というので、引き受けました。仮に予選落ちなら、土曜日に苫小牧へ移動し、フェリーで仙台か茨城の大洗港まで行けば日曜には千葉に到着。月曜からの試合には間に合うからです。

 ニトリの花音ちゃんは4アンダー15位で決勝へ進み、予選会のキャディーはなくなりましたが、この晩考えました。「ニトリ-予選会-ゴルフ5」の3試合で僕がキャディーでやれば花音ちゃんもプレーしやすいはず。力になりたくて、千葉行きの最短ルートを探すと、函館発午後5時30分-青森港着午後9時10分着のフェリーではやっぱり間に合いそうもない。

「断るか」と思ったら、函館発午後4時-大間着午後5時30分のフェリーを見つけたのです。花音ちゃんのスタート時間は月曜の朝8時50分。マグロで有名な本州最北端の大間から試合会場の鷹之台CCまで約850キロ。カーナビ計算で約12時間。途中に1時間ぐらいは眠れると思い、千葉へ向かうことにしたのですが、甘かった。

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