今季大谷翔平の驚愕すべき7つの数字…タイトル無冠でもMVP確実、選手としての価値は昨季超え

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 3年連続のMVPは決定的だ。

 投手復帰を果たした今季は投打に大活躍、ドジャースの4年連続地区優勝に大きく貢献した大谷翔平(31)。ここまで打率.281、53本塁打、99打点。54本塁打、130打点で2冠を達成、打率.310をマークした昨季と比べて打撃の数字は落ちている。打撃タイトルは無冠に終わる可能性もあるが、チームへの貢献度を示す数値は昨季を上回るものが少なくないのだ(数字は日本時間25日現在)。

【得点】 143得点は両リーグで断然のトップ。打点に加えて、昨季59盗塁から19盗塁と大きく数字を落とす中で得点数が増加しているのは、53本塁打を放って53得点を稼ぎ、後続打者が打って本塁に生還していることだけが理由ではない。

「ナ・リーグの記録の158得点には及ばないまでも、155試合で143得点はほぼ毎試合、安打や四球、相手の失策などで出塁し、本塁を踏んでいるということ。大谷の場合は『時速30キロ以上』を誇る快足、走塁技術、前の塁を狙う意欲の高さも、得点数増加に大きく寄与しています」(米特派員)

【出塁率】 出塁率も昨季の.390を上回る.392をマーク(リーグ2位)。打率は.310から.281と大幅に下げているものの、25日のダイヤモンドバックス戦では28試合連続出塁を果たすなど、塁上を賑わせている。

【四球数&長打率】 四球数は昨季の81から108(リーグ2位)と大幅に増えた。

「三振数が昨季の161から183に増加した一方、四球率はキャリアハイに近い15.1%。長打率は.617と高い数字をキープしている。長打を狙いつつ、昨季以上に打つべき球を選別、ストライク、ボールの見極めに磨きがかかっている印象です」(同)

 打者・大谷は初球から積極的に振るタイプ。特に得点圏でその傾向が顕著になり、ロバーツ監督から「好機で積極的になりすぎている」と、クギを刺されたこともあった。

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