ソフトバンク山川穂高はCSで戦力になるのか…小久保監督を悩ませる“アテにならない”復調宣言
小久保監督が「状態が良くなっている。これをキープしてくれれば」と言えば、当の本人も「いい感覚だった」と手応えを口にする。しかし、それが今後も続くかどうかは……。
ソフトバンクの悩める主砲、山川穂高(33)。9月30日の日本ハム戦で3週間ぶりとなるリーグ2位の22号を放ったものの、打率.225はパの規定打席到達者中、ワーストの22位ともがき苦しんでいる。
そんな主砲が久々に一発を放ち、さらに復調をうかがわせる発言。とはいえ、おいそれとはうのみにできない。山川は今季、何度も復調発言をしながら、チームを裏切り続けてきたからだ。
開幕直後も、6試合でわずか2安打で打率1割以下に落ち込む中、それでも「自分の感覚の中で、そうそう、これこれ、というものがあった」と話していた。その言葉通り、4月6日からは6試合で25打数13安打、4本塁打とバカ当たりを見せたが、その後は一転、打率2割前後に逆戻り。4月29日に18日ぶりの5号を放ち、「いいイメージで打席に入れた。ここからしっかりやっていければいい」と話していた翌日から、3試合連続無安打だ。5月15日には「今日は全打席良かった」……。そう言い続けながら、復調には至っていない。