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小林至桜美林大学教授

1968年、神奈川県出身。91年ドラフト8位で東大からロッテに入団。93年に引退し、94年から7年間米国在住。コロンビア大でMBAを取得し、江戸川大教授を務めながら、2005~14年にソフトバンクホークスの取締役を兼任。現在は、一般社団法人大学スポーツ協会理事、一般社団法人スポーツマネジメント通訳協会会長。YouTubeチャンネル「小林至のマネーボール」も好評配信中。

11月だけで飛行機搭乗20回…プロ野球のフロントは秋が一年で最も忙しい

公開日: 更新日:

【Q】日本シリーズも終わり、各球団の選手は秋季キャンプや秋季練習で汗を流した。待望のオフまでもう一息だが、球団のフロントにとって11月は一年で最も忙しい時期だという。彼らはどんな仕事をしているのか。

【A】球団のフロント、いわゆる背広組は大きく2つに分かれます。営業・チケット販売・スポンサー営業など収益部門を担う「ビジネス・オペレーション」と、編成・スカウトといった戦力構築を担う「ベースボール・オペレーション」です。

 このうち後者にとって、11月以降の年内は一年で最も“時間が濃い”季節になります。契約更改、監督・コーチの契約交渉、FA選手や新外国人との交渉に加え、戦力外通告や保留者名簿の作成といった“期限の決まった業務”も重なります。いずれも、手をこまねいている暇はありません。

 また、編成は常に“相手のある”交渉ごとです。思い描いた構想通りに進むとは限らず、一人取り損ねれば即座に次善策へ切り替える。その次善策を別の球団も同じように狙っている。限られた人材をめぐり、球団同士が水面下で読み合い、揺さぶり合う中、刻々と時間だけが過ぎていく──。こうした緊張と駆け引きが渦巻くのが、編成担当にとっての“オフシーズン”、いわゆるストーブリーグなのです。

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