阪神2位・谷端将伍 野球か、食べるか、寝るか…素振り1日1000回、汗と涙の「22畳」特訓

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 素振りは1日1000回が目標。当初は300回ほどしかできなかったが、中3になる頃にはこなせるように。約2時間の地道な練習だが、音楽を聴くわけでもなく、黙々と振り続けていたという。

「家にいる時は野球か、食べるか、寝るか。基本的にその3つだけ。それくらい熱心にやっていました。羽根投げのサポートは主に妻が担当しました。ウチはリビングの扉を開けると客間とつながって、だいたい22畳くらいの広さになります。そこで1時間くらいでしょうか。リビングには羽根が飛び交っていたから、打った羽根が長女に当たって、口喧嘩はしょっちゅうでした。バットが家具に当たったこと? 照明を割ったことも……。いや、あれは私のゴルフの素振りの時だったかな(笑)」(時宗さん)

■中3春に大号泣

 中3の春に初めて全国大会に出場も、初戦で公立校相手に敗退。しかし、静岡まで応援に駆けつけた時宗さんには、息子の表情から悔しさが伝わってこなかった。帰宅後も同じ様子だったため、思わず声をかけた。


「ベンチ外の時期は『悔しい、悔しい』『絶対にレギュラーを取る』と言いながら自主練していた。試合に出ただけで満足してしまったのか。本人に聞いたんです。『悔しくないのか?』『どう考えているのか』と。すると突然、大号泣した。きっと、ショックが大きすぎて感情の表し方がわからなかったんでしょう。あの日を境に一層、練習に取り組むようになりました」(時宗さん)

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