阪神2位・谷端将伍 野球か、食べるか、寝るか…素振り1日1000回、汗と涙の「22畳」特訓
谷端将伍(日大・21歳・内野手)
谷端が生まれ育った石川県白山市は、日本三名山の白山を源とする1級河川・手取川が流れる自然豊かな街だ。2005年に旧松任市などが合併して発足、県内最大の面積を誇る。
この地で土木工事業を営む「株式会社慶伊組」は、谷端の曽祖父が1949年に創業。手取川の流れとともに暮らしが形づくられてきた土地で、道路や河川の整備など地域の基盤を守り続けてきた老舗だ。
父の時宗さん(53)は同社の専務を務める。高校まで野球に打ち込み、大学進学を機に上京。卒業後はゼネコンに就職して北陸エリアを担当した。
27歳で結婚し、まもなく長女が誕生。約10年の勤務を経て、現在は代表取締役の兄から声をかけられ家業に戻ることを決意。その頃に産声を上げたのが谷端だ。
「野球をさせたかったので保育園児の頃からバットを与え、一緒に遊んでいました」(時宗さん)
谷端は東明小に上がるとすぐ、松任ブルーウイングスに入団。主に投手兼捕手で活躍した。
■一般受験で星稜中に


















