巨人・石塚裕惺「坂本勇人師匠」に引導渡すツラい役目 来春キャンプは三塁挑戦構想も
坂本は今季62試合の出場で、打率.208、3本塁打、22打点に終わった。いずれも2年目以降では自己ワーストだったが、後半戦からは代打として勝負強い打撃を披露。今季の代打成績は19打数6安打、1本塁打、11打点。打率.316の好成績を残した。それでも「もう1回、9イニング守れるように頑張りたい」とレギュラー奪取へ腕を撫している。
「石塚の役割は、坂本とのレギュラー争いを制して引導を渡すこと。つまり、自分の師匠をベンチに追いやることが、最大の仕事になります。プロには必ず世代交代の時がある。主砲の岡本がメジャーに流出するわけで、生きのいい若手が出てこない限り、来季もチームの苦戦は必至ですから」(同前)
プロで生き抜く術を教わった後は、その師匠を引退に追い込む--。つらい役目だが、石塚にはそんな覚悟が求められている。
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日刊ゲンダイで毎年好評の当企画「ドラフト選手の家庭の事情」では過去に石塚家を紹介。関連記事それらを含めた巨人編をピックアップした。彼らはどのようにして育ったのか。プロ野球ファンは関連記事から要チェックだ。


















