バンクーバー五輪銅メダル加藤条治さんは連盟スピードスケート副強化部長 企業とアスリートをつなぐ活動にも協力中

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五輪だけでなくW杯も評価してほしい

 現役中の2012年に、2歳下の一般女性と結婚。10歳の長女と6歳の長男の家族4人で暮らす。

「冬は月の3分の1ぐらいしか家にいられないので、家族には迷惑をかけています。そのぶん、いられるときは洗いもの、洗濯、掃除、息子の幼稚園のお迎え……。掃除は好きなんですけど、僕の部屋だけ行き届かなくて、たまに『お父さんの部屋、掃除してくんない?』と娘に言うと、片付けてくれたりして。子どもはとにかくかわいいですね(笑)」

 長女はチアダンス、長男は体操とスイミングを習い、スケートはしていないそうだ。

 さて、加藤さんは高校時代からトップアスリートの仲間入り。05年、スピードスケート男子500メートルで世界記録をマークしてW杯初優勝。翌06年のトリノ五輪のメダル候補と注目を浴びた。

 トリノ、バンクーバー、ソチ、平昌と4回の五輪を経験し、すべての大会で6位以内入賞。10年のバンクーバーでは銅メダルを獲得した。

「メダルを取れて良かったのですが、W杯では通算14回優勝しているし、世界新記録も出した。それなのに、銅メダル=世界3位という肩書が最初にくるのは、僕としては悔しく、“銅メダルの呪い”です。でも、重圧のなか、長年トップレベルでやれて納得しています。滑ることは大好きなので、今もトレーニングをし、登録すれば出場できる大会に出ているんですよ。スケートの魅力をSNSなどで発信し続けたいと思っています」

(取材・文=中野裕子)

▽加藤条治(かとう・じょうじ) 1985年2月6日山形市生まれ。小1でスケートを始め、県立山形中央高校時代、インターハイ男子500メートルで3連覇。2005年、34秒30の世界記録をマークしW杯初優勝。翌06年のトリノから18年の平昌まで4大会連続五輪に出場し、10年のバンクーバー五輪スピードスケート男子500メートルで銅メダル獲得するなど4大会連続入賞。22年引退。

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