プロ野球の「乱闘」は消滅するのか…死球禍でも激高しない“侍ジャパン世代”の距離感

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「自分自身の経験で言えば、1993年のヤクルト戦で私が金森(栄治)さんの背中を通すボールを投げたことをきっかけに、両軍入り乱れての大乱闘に発展。金森さんと堀内(恒夫)投手コーチが派手にやり合い、双方のユニフォームがビリビリになる騒動を経験しています。しかし、今はそういう殺伐とした雰囲気がなくなりました。よく言われることではありますが、WBCに臨む侍ジャパンができて以降、選手同士の横のつながりが強固になり、オフには球団の垣根を越えてライバル球団の選手同士が一緒に自主トレをするのも当たり前。それぞれのスキルを上げるため、技術的なアドバイスも情報交換も積極的に行われる。私の頃はまだ、ベンチから『内角に厳しく行け!』という指示が出ることがありましたが、今は『当てろ!』はもちろん、『厳しくいけ!』という指示もほとんどないでしょう。つまり、当てられた方も故意ではないのが分かっているから、乱闘劇がなくなったということもあると思います」

 阪神藤川球児監督が死球にいきり立つことはあるものの、当てられた選手が監督をなだめるような時代だ。日本のプロ野球から乱闘が完全消滅する日も近い。

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