横綱豊昇龍の休場より気がかりな“心の不調”…不眠と食欲減退で体重約10キロ減の不安

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 昭和の大横綱と言われた千代の富士も例外ではなかった。昇進1場所目をケガで休場すると、大関時代には考えられなかった反響と非難を受けた。「大変な地位に上がっちゃったな……」と、改めて自分の立場を実感していた。その翌場所に優勝した際、「何とか横綱の面目を保てた」と喜ぶより先に安堵したのは、紛れもない本心だろう。

 栃錦と共に栃若時代を築いた初代若乃花にも有名なエピソードがある。全勝の横綱同士の対戦が組まれた千秋楽前夜、緊張で眠れない若乃花は町の映画館にふらっと入った。すると、前方の席には翌日対戦予定の栃錦の姿が。若乃花は「同じ人間なんだな」と気持ちが楽になり、栃錦を下して賜杯を抱いた。

 かくも苦しい横綱という地位。豊昇龍もここを乗り越えられれば、殻を破って成長につながるのだろうが……。

  ◇  ◇  ◇

 豊昇龍の休場とあって、今場所で最も注目が集まっているのが霧島の綱とりと、熱海富士の大関とりだ。実は、この2人には、共通する「武器」がある。いったいそれは何か。●関連記事 【もっと読む】綱とり霧島、大関とり熱海富士に共通する「武器」 では、それらについて詳しく報じている。

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