著者のコラム一覧
友成那智スポーツライター

 1956年青森県生まれ。上智大卒。集英社入社後、今はなきPLAYBOY日本版のスポーツ担当として、日本で活躍する元大リーガーらと交流、米国での現地取材も頻繁に行いアメリカ野球やスポーツビジネスへの造詣を深める。集英社退社後は、各媒体に大リーグ関連の記事を寄稿。04年から毎年執筆している「完全メジャーリーグ選手名鑑」は日本人大リーガーにも愛読者が多い。

司法も腐敗…殺人が無罪になるドミニカ球界の無法地帯ぶり

公開日: 更新日:

 その後、腕利きの弁護士を雇ったサイモンは「拳銃を空に向かってバンバンやって新年を祝っていたら暴発して近くにいたいとこが死んでいた」と無罪を主張。この言い分が認められて彼は無罪放免になり、そのままメジャーリーグで投げ続けた。

 同様に1973年には当時アストロズの主砲だったシーザー・セデーニョが、ドミニカに帰国中、モーテルで19歳の愛人を射殺し現行犯で逮捕された。雇った腕利きの弁護士が「ピストルを持ってふざけている時に暴発し、気が付いたら彼女が倒れていた」と主張。それが本当だとしても、最低でも過失致死罪と銃器不法所持罪には問われそうなものだが、各方面にカネをたっぷり使ったようで、無罪放免になり、その後13年間、メジャーでプレーし続けた。

 昨年10月にはドミニカに帰国中のミゲール・サノー(ツインズ)が午前3時まで飲んだ後、ナンバープレートのないトラックを無免許で運転して帰宅しようとしたところ、呼び止めた警察官と口論になりトラックで逃走。その際、トラックの車体に当たって警察官が足を骨折する重傷を負った。そのためサノーは逮捕、拘留されたが、各方面への工作が功を奏したとみえて、よもやの起訴猶予になり、裁判にすらかけられずに今季もツインズで活躍している。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    2度目の離婚に踏み切った吉川ひなの壮絶半生…最初の夫IZAMとは"ままごと婚"と揶揄され「宗教2世」も告白

  2. 2

    巨人桑田二軍監督の“排除”に「原前監督が動いた説」浮上…事実上のクビは必然だった

  3. 3

    嶋基宏は一時期ノイローゼ状態になっていた...心ここにあらずで、魂が抜けた状態に

  4. 4

    伊藤健太郎とキンプリ永瀬廉で明暗クッキリ…「熱愛報道」出口夏希の足を引っ張りかねない“イメージ格差”

  5. 5

    なぜ「愛子天皇」ではダメなのか? 美智子さまが心情を吐露する出版物を準備中…と政界で話題

  1. 6

    嵐が去る前に思い出す…あの頃の「松本潤」と「大野智」

  2. 7

    視聴率の取れない枠にハマった和久田麻由子アナの不運 与えられているのは「誰でもできる役割」のみ

  3. 8

    不慮の事故で四肢が完全麻痺…BARBEE BOYSのKONTAが日刊ゲンダイに語っていた歌、家族、うつ病との闘病

  4. 9

    居酒屋倒産が過去最多ペース 客離れの背景にある「飲み放題5000円」の壁

  5. 10

    巨人“育成の星”のアクシデントに阿部監督は顔面硬直、原辰徳氏は絶句…桑田真澄氏の懸念が現実に