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二田一比古ジャーナリスト

福岡県出身。大学卒業後、「微笑」(祥伝社)の記者に。その後、「Emma」「週刊文春」(ともに文芸春秋)をはじめ、多くの週刊誌、スポーツ新聞で芸能分野を中心に幅広く取材、執筆を続ける。フリー転身後はコメンテーターとしても活躍。

久米宏の魅力を「Nステ」で開花させたテレ朝の功績

公開日: 更新日:

 亡くなった久米宏さん(享年81=写真)を語るのに欠かせないのがテレビ朝日の存在。

 久米はTBSの局アナ時代「ザ・ベストテン」などで人気を博し独立。フリーになりバラエティーの司会で活躍していたなか、念願のキャスターに向けニュース番組の原案を自ら持ち込んだ。古巣のTBSなどが断るなか、テレ朝だけは英断に踏み切り、1985年、「ニュースステーション」がスタート。ドラマやバラエティーが並ぶなか午後10時台に設定した。

「サラリーマンが飲んで帰る平均時間は10時と読み、ドラマよりもニュースなら途中からでも見やすいという狙いがあったそうです」(テレビ関係者)

 久米の隣に座るのは知的美女の小宮悦子アナ。デスクの下からチラッと美脚を映す演出も男性視聴者を意識したものだった。

 番組は大成功。久米の築き上げた番組を「報道ステーション」と番組名を変え、古舘伊知郎らがキャスターを引き継ぎ人気番組に定着させた。キャスターの概念を変えた久米の力量もさることながら、番組を立ち上げたテレ朝の功績も大きい。未知数だった久米の起用と、ニュース不毛の時間帯にぶつけたことも賭けだったが、“番組はフタを開けてみなければわからない”と言うとおり、テレビマンと挑戦が功を奏した。

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