著者のコラム一覧
下山祐人あけぼの診療所院長

2004年、東京医大医学部卒業。17年に在宅医療をメインとするクリニック「あけぼの診療所」開業。新宿を拠点に16キロ圏内を中心に訪問診療を行う。

末期がんの88歳女性は突然の昏睡から回復…限られた時間を家族とともに

公開日: 更新日:

 在宅医療を開始する患者さんの中には、がんを患っている方が少なくありません。その進行の程度もさまざまです。一般的に、がんの進行度を示す指標として「ステージ」が用いられます。

 その代表的な判定基準が、「T(原発がんの大きさと浸潤の程度)」「N(リンパ節転移の有無とその範囲)」「M(遠隔転移の有無)」の3要素を組み合わせる「TNM分類」です。

 ステージは早期の0期から最も進行したⅣ期までの5段階に分けられ、数字が大きくなるほど、がんが広がっている状態を意味します。たとえば、ステージ0はがんが粘膜内にとどまっている「上皮内がん」、ステージⅣは遠隔転移が確認されている状態で、がんがほかの臓器にまで広がっている段階です。

 そんな中、夫と2人暮らしをしている、肺がん末期(ステージⅣ)の88歳の女性患者さんがいました。肺がんは脳に転移しやすいことが知られており、この女性にも脳転移が疑われ、てんかん発作を頻繁に起こしていました。

 脳ががんに侵されると、さまざまな症状が現れるため、状況に応じた対応が求められます。終末期に近づくと、「尿が出なくなる」「血圧が低下する」「外部からの刺激に反応しにくくなる」といった兆候が見られることもあります。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人桑田二軍監督の“排除”に「原前監督が動いた説」浮上…事実上のクビは必然だった

  2. 2

    視聴率の取れない枠にハマった和久田麻由子アナの不運 与えられているのは「誰でもできる役割」のみ

  3. 3

    不慮の事故で四肢が完全麻痺…BARBEE BOYSのKONTAが日刊ゲンダイに語っていた歌、家族、うつ病との闘病

  4. 4

    嵐が去る前に思い出す…あの頃の「松本潤」と「大野智」

  5. 5

    田中将大が楽天を去った本当の理由…退団から巨人移籍までに俺とした“3度の電話”の中身

  1. 6

    阿部巨人V逸の責任を取るのは二岡ヘッドだけか…杉内投手チーフコーチの手腕にも疑問の声

  2. 7

    あのちゃん追い風だった女優業に暗雲の炎上!「嫌いな芸能人」発言で反撃される痛恨

  3. 8

    高市首相応援議連「国力研究会」発足 “大政翼賛会”に入会しなかった70人と主な議員の名前

  4. 9

    巨人“育成の星”のアクシデントに阿部監督は顔面硬直、原辰徳氏は絶句…桑田真澄氏の懸念が現実に

  5. 10

    出口夏希の“男選び”がもたらす影響…伊藤健太郎との熱愛報道と旧ジャニファンが落ち込む意外