精巧な悪ふざけ本「正しい保健体育II」刊行で話題 みうらじゅん氏に聞く

公開日: 更新日:

 全体を通してユーモアと毒に満ちた悪ふざけなのだが、実は「生きる真理」を突く部分もある。

「正論とか正義とか正しい性教育ではないんです。あくまで文化系男子に捧げる“男の全体会議”と思ってください。真面目な講演とか性のお悩み相談を依頼されても困っちゃいますから(笑い)。真面目は病気ですからね。その呪縛から逃れるために、頑張って不真面目な要素を取り入れたんです」

 男に都合のいい「体育会系オスの俺様理論」ではなく、むしろ男の悲哀と諦観が主体でもある。

介護してほしけりゃ“自分探し”より“自分なくし”を>

「女の人は成長も早いし、知識も多い。男はかないませんから。この本の根本は、いわばチンポやタマ袋の虚無感です。だって出ちゃってるんですよ、外側に。無防備に。どんなに威張っていてもブラ下げているんです。しかもだらしなく伸びて(笑い)。昔は“男根崇拝”とか言って頑張って持ち上げてきたんですよね、男はエライんだぞと。でも女の人にバレちゃったんです、そんなにエラくない、たいしたことないと。それで男たちは今あたふたしているんですよね……」

最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    山田涼介が「令和最強アイドル」と評されるワケ…主演ドラマ「一次元の挿し木」は玉森裕太を三歩リード

  2. 2

    沈黙貫く橋本愛vs佐藤二朗「週刊新潮」で反論の泥沼化…SNS連投で"自滅"を心配する声も

  3. 3

    『ひよっこ』再放送記念、神回「ビートルズがやって来る」再録

  4. 4

    骨折で入院中ですが…ブラジルに惜敗した森保Jを巡る一部炎上報道で心が痛い

  5. 5

    萩本欽一〈24〉相方の坂上二郎さんとは「遊ばない・食事しない・夢を語らない」を徹底した事情

  1. 6

    男子バスケ日本代表に激震、ホーバス監督“解任”の真相…過去には八村塁と確執も 

  2. 7

    孤立深まる高市首相…国会10日ぶり正常化でも続く“包囲網” 与党内からも反発の声噴出の自業自得

  3. 8

    佐藤二朗騒動の余波!「福田組」の長澤まさみへの“ハラスメント”舞台挨拶の悪ノリ動画が再注目…女性視聴者は嫌悪

  4. 9

    趣里が7月期テレ朝ドラマで出産後初主演 続く水谷家との「蜜月」で三山凌輝にも復活説

  5. 10

    村上誠一郎前総務相が高市政権バッサリ!「これが本当に保守政治なのか」…突きつけた自民「立党宣言」との乖離