「老いない腸をつくる」松生恒夫著

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 人体最大の免疫器官といわれる腸は、ウイルスなどに負けない強い体を保つための大切な役割を担っている。ところが、その機能は20歳の頃がピークであり、75歳までには約30%も低下する。

 しかし、食事の工夫ひとつで、腸の機能低下を遅らせることは可能だ。例えば、刺し身や生卵など、生のタンパク質に多く含まれるグルタミンを積極的に取ることで、小腸の周囲のリンパ球の栄養となる他、大腸の粘膜が円滑に働くエネルギーとなる。新鮮な卵は卵かけご飯で食べたり、晩酌には刺し身を選ぶとよい。

 さらに、にがりや昆布類に含まれるマグネシウム、青魚に多いn―3系脂肪酸なども、腸の加齢を食い止めるそうだ。(平凡社 760円)


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