「自殺」末井昭著

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■60年前、母親がダイナマイト心中

「写真時代」の元編集長として知られる著者は子どもの頃、衝撃的な体験をした。
 肺結核が治る見込みがないため病院から戻された母が、父と喧嘩をした後、8歳下の隣家の一人息子とダイナマイト心中をした。父が鉱山の仕事をしていたため、家にダイナマイトがあったのだ。
 2009年に「自殺防止」について朝日新聞のインタビューを受けて以来、著者は自殺について考えるようになった。自殺する人は孤独に死んでいくが、人と人がつながり合っていれば自殺は減るのではないか。ブログ連載の単行本化。
(朝日出版社 1600円)

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