「ハードトーク」松原耕二著

公開日: 更新日:

■元TVキャスターの暴露小説

 プロデューサーとして報道番組を仕切り、自らもインタビュアーとして各界の人物に取材を重ねてきた岡村は、1年前のある出来事が原因で番組を降板、閑職に追いやられていた。インタビュアーとして返り咲きをもくろむ岡村は、世界がその言動に注目する中東某国の大統領へのインタビューに成功する。日本のテレビ局としては初の快挙だったが、ニュースで使用された映像はわずか1分半だけだった。疑問を抱きつつ帰国した岡村は、大統領のインタビュー映像の番組での使用を禁じる「レッドペーパー」が局内に回っていることを知る。TVキャスターが自らの体験をもとに報道現場の内幕を描いた長編小説。
(新潮社 1700円)

最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    安青錦の大関昇進めぐり「賛成」「反対」真っ二つ…苦手の横綱・大の里に善戦したと思いきや

  2. 2

    長嶋一茂は“バカ息子落書き騒動”を自虐ネタに解禁も…江角マキコはいま何を? 第一線復帰は?

  3. 3

    トリプル安で評価一変「サナエノリスク」に…為替への口先介入も一時しのぎ、“日本売り”は止まらない

  4. 4

    "お騒がせ元女優"江角マキコさんが長女とTikTokに登場 20歳のタイミングは芸能界デビューの布石か

  5. 5

    【独自】江角マキコが名門校との"ドロ沼訴訟"に勝訴していた!「『江角は悪』の印象操作を感じた」と本人激白

  1. 6

    今田美桜に襲い掛かった「3億円トラブル」報道で“CM女王”消滅…女優業へのダメージも避けられず

  2. 7

    実は失言じゃなかった? 「おじいさんにトドメ」発言のtimelesz篠塚大輝に集まった意外な賛辞

  3. 8

    99年シーズン途中で極度の不振…典型的ゴマすりコーチとの闘争

  4. 9

    27年度前期朝ドラ「巡るスワン」ヒロインに森田望智 役作りで腋毛を生やし…体当たりの演技の評判と恋の噂

  5. 10

    今田美桜が"あんぱん疲れ"で目黒蓮の二の舞いになる懸念…超過酷な朝ドラヒロインのスケジュール