「ぜんそくは自分で治せる」久徳重和著

公開日: 更新日:

 気管支ぜんそくは、吸入ステロイドを使いながら一生つきあっていくしかない病気と思われている。しかし、自身のクリニックで長年ぜんそくの治療に携わってきた著者は、ぜんそくの根治は可能だと断言する。

 ぜんそくの根治に重要なのが、その原因を見つけ出すこと。中でも、症状にもっとも影響力を持つ心理的要因を探ることが重要であるという。発作を引き起こすのは、季節変化やダニ、ほこりなど外因性のものもあるが、心の不安定さなど内因性のものも非常に大きい。ぜんそくのガイドラインでも、「激しい感情の表出」がリスクファクターとされている。

 自分はどんなことに悩みやすいかなど、性格傾向を知ることもぜんそく根治の第一歩だ。
(祥伝社 667円)

最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    福原愛が再婚&オメデタも世論は冷ややか…再燃する「W不倫疑惑」と略奪愛報道の“後始末”

  2. 2

    「年賀状じまい」宣言は失礼になる? SNS《正月早々、気分が悪い》の心理と伝え方の正解

  3. 3

    「五十年目の俺たちの旅」最新映画が公開 “オメダ“役の田中健を直撃 「これで終わってもいいと思えるくらいの作品」

  4. 4

    放送100年特集ドラマ「火星の女王」(NHK)はNetflixの向こうを貼るとんでもないSFドラマ

  5. 5

    国民民主党・玉木代表「ミッション・コンプリート」発言が大炎上→陳謝のお粗末…「年収の壁」引き上げも減税額がショボすぎる!

  1. 6

    どこよりも早い2026年国内女子ゴルフ大予想 女王候補5人の前に立ちはだかるのはこの選手

  2. 7

    出家否定も 新木優子「幸福の科学」カミングアウトの波紋

  3. 8

    「M-1グランプリ2025」超ダークホースの「たくろう」が初の決勝進出で圧勝したワケ

  4. 9

    「核兵器保有すべき」放言の高市首相側近は何者なのか? 官房長官は火消しに躍起も辞任は不可避

  5. 10

    楽天が変えたい「18番は田中将大」の印象…マエケンに積極譲渡で“背番号ロンダリング”図る