• facebook  
  • twitter  
  • Facebook Messenger

「ももクロ論」清家竜介、桐原永叔著

■AKB48「総選挙」には日本的権威主義があらわ

 ちかごろのアイドル論といえば、××学者が専門知識を駆使しながら妙に熱っぽい口調で深読み・裏読みを連発している。本書もそのひとつで、著者のひとりは早稲田大助教の社会学者(もうひとりはライター・編集者)。

 AKB48は「総選挙」と称する人気投票でメンバーの順位が決まったり、クビになったりする。イベントは「公開処刑」のようなものだとすらいわれたが、著者はこれを日本社会に顕著な「権威主義的パーソナリティー」の証明例ではないかという。

 過酷な現実を肯定しつつ、自己破壊の危険性を秘めたシステムや、各メンバーを「推す」オタク集団が全体として「和」を重んじながら他メンバーに対する敵意を共存させているさまは日本的な権威主義の仕組みをあらわにしていると見る。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

最新のBOOKS記事

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    逸材ゴロゴロ 夏の甲子園“契約金1億円”ドラ1候補7人の名前

  2. 2

    キムタクは“御一行”で…被災地を単身訪れた斎藤工との差

  3. 3

    進学説の真偽は…金足農・吉田輝星めぐるプロ争奪戦の内幕

  4. 4

    衝撃の発毛剤CM 草彅剛の“捨て身っぷり”が称賛されるワケ

  5. 5

    被災地で黙々とボランティア活動 吉川晃司の“気骨と矜持”

  6. 6

    3年ぶり減益予想 企業業績の悪化がアベノミクスのトドメに

  7. 7

    木更津総合・五島監督に聞く ドラフト候補が進学する理由

  8. 8

    山根明氏が天覧試合で解説…写真の存在に文科省が戦々恐々

  9. 9

    石破氏の「公平な行政」パクリ…安倍首相の姑息な争点潰し

  10. 10

    憧れの安室も絶賛 イモトアヤコは「イエスマン」報われた

もっと見る