「蘇活力」南和友著

公開日: 更新日:

 およそ2万例の心臓血管手術を執刀し、67歳の今も現役で活躍する心臓外科医の著者。元気と活力の秘密は、自律神経を鍛えて血流をコントロールする健康法にあるという。

 自律神経には交感神経と副交感神経があり、毛穴や血管を収縮させて体を奮い立たせるアドレナリンや、リラックスさせるエンドルフィンを分泌させる。双方がバランスよく強化されることで、免疫力が高まり、体力の衰えも食い止められるそうだ。

 自律神経は、呼吸を意識するだけでも鍛えられ、息を吸うことは交感神経を活発にし、吐くことで副交感神経が優位になる。1日数回、深呼吸する習慣をつけるのがお勧めだ。他にも、五感を使う、感動するなど、著者が実践する自律神経強化法を紹介する。
(アチーブメント出版 1100円)

最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    清原和博氏が巨人主催イベントに出演決定も…盟友・桑田真澄は球団と冷戦突入で「KK復活」は幻に

  2. 2

    安青錦の大関昇進めぐり「賛成」「反対」真っ二つ…苦手の横綱・大の里に善戦したと思いきや

  3. 3

    99年シーズン途中で極度の不振…典型的ゴマすりコーチとの闘争

  4. 4

    実は失言じゃなかった? 「おじいさんにトドメ」発言のtimelesz篠塚大輝に集まった意外な賛辞

  5. 5

    日銀を脅し、税調を仕切り…タガが外れた経済対策21兆円は「ただのバラマキ」

  1. 6

    巨人今オフ大補強の本命はソフトB有原航平 オーナー「先発、外野手、クリーンアップ打てる外野手」発言の裏で虎視眈々

  2. 7

    阿部巨人に大激震! 24歳の次世代正捕手候補がトレード直訴の波紋「若い時間がムダになっちゃう」と吐露

  3. 8

    林芳正総務相「政治とカネ」問題で狭まる包囲網…地方議員複数が名前出しコメントの大ダメージ

  4. 9

    国分太一が「世界くらべてみたら」の収録現場で見せていた“暴君ぶり”と“セクハラ発言”の闇

  5. 10

    角界が懸念する史上初の「大関ゼロ危機」…安青錦の昇進にはかえって追い風に?