『「しがみつかない」人ほどうまくいく』西多昌規著

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「何かにしがみつく生き方は幸福を招かない」。こう言われて思い浮かぶのは金や地位だが、実はもっとも自分を追いつめて不幸にするのが、「他人からよく思われたい」「できないと思われたくない」という高すぎる目標だと本書。

 理想の自分にしがみつく生き方は精神を追いつめ、結果的に不幸しか招かないと精神科医の著者は警告する。日本は伝統的に“減点主義”で、まずミスの指摘が優先される。そのために完全主義の人が多いのだが、精神医学の世界では抑うつを引き起こす考え方の筆頭に、完全主義が挙げられている。

 完全主義にしがみつくのをやめ、「例外や失敗もある」「価値観はさまざまある」と考え、「不完全許容主義」にシフトしてみてはいかがだろう。
(PHP研究所 1400円)

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