「働き盛りを襲う脳梗塞」内山真一郎著

公開日: 更新日:

 日本人の5人に1人が生涯のどこかで発症する脳卒中。そして、脳卒中の4分の3を占めるのが、脳梗塞だという。

 脳の動脈が詰まって血流が途絶え、脳細胞が死んでしまう脳梗塞は、高齢者に多い病気ではあるが、近頃では30~40代という比較的若い世代で発症する「若年性脳梗塞」が増加傾向にあると本書。42歳で脳梗塞を発症したフリーアナウンサーの沼尾ひろ子氏や、38歳ごろ、試合後に脳梗塞を発症したプロレスラーの高山善廣氏のインタビューなどとともに、発症前の自覚症状やリハビリについて解説していく。

 また、食事運動法による脳梗塞の予防法も伝授。とくに悪影響となる喫煙も、禁煙後2~3年でリスクが大幅に減少するデータなども紹介する。
(小学館 720円)

最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    高市政権の物価高対策「自治体が自由に使える=丸投げ」に大ブーイング…ネットでも「おこめ券はいらない!」

  2. 2

    円安地獄で青天井の物価高…もう怪しくなってきた高市経済政策の薄っぺら

  3. 3

    現行保険証の「来年3月まで使用延長」がマイナ混乱に拍車…周知不足の怠慢行政

  4. 4

    ドジャース大谷翔平が目指すは「来季60本15勝」…オフの肉体改造へスタジアム施設をフル活用

  5. 5

    実は失言じゃなかった? 「おじいさんにトドメ」発言のtimelesz篠塚大輝に集まった意外な賛辞

  1. 6

    佐々木朗希がドジャース狙うCY賞左腕スクーバルの「交換要員」になる可能性…1年で見切りつけられそうな裏側

  2. 7

    【武道館】で開催されたザ・タイガース解散コンサートを見に来た加橋かつみ

  3. 8

    “第二のガーシー”高岡蒼佑が次に矛先を向けかねない “宮崎あおいじゃない”女優の顔ぶれ

  4. 9

    二階俊博氏は引退、公明党も連立離脱…日中緊張でも高市政権に“パイプ役”不在の危うさ

  5. 10

    菊池風磨率いるtimeleszにはすでに亀裂か…“容姿イジリ”が早速炎上でファンに弁明