「働き盛りを襲う脳梗塞」内山真一郎著

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 日本人の5人に1人が生涯のどこかで発症する脳卒中。そして、脳卒中の4分の3を占めるのが、脳梗塞だという。

 脳の動脈が詰まって血流が途絶え、脳細胞が死んでしまう脳梗塞は、高齢者に多い病気ではあるが、近頃では30~40代という比較的若い世代で発症する「若年性脳梗塞」が増加傾向にあると本書。42歳で脳梗塞を発症したフリーアナウンサーの沼尾ひろ子氏や、38歳ごろ、試合後に脳梗塞を発症したプロレスラーの高山善廣氏のインタビューなどとともに、発症前の自覚症状やリハビリについて解説していく。

 また、食事や運動法による脳梗塞の予防法も伝授。とくに悪影響となる喫煙も、禁煙後2~3年でリスクが大幅に減少するデータなども紹介する。
(小学館 720円)

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