「21世紀に、資本論をいかによむべきか?」フレドリック・ジェイムソン著 野尻英一訳

公開日: 更新日:

 米国を代表する現代思想家が、マルクスの資本論を読み解いたテキスト。

 通常、マルクス主義は、資本主義の矛盾とは生産力と生産関係との間の矛盾であるとする。教科書的な解釈を拒否する氏は、資本論は、現代の状況に当てはめればフリーターやニート、ひきこもりなどの「ロスト・ポピュレーションズ(失われた人々の層)」についての書物だと主張。

 資本主義の矛盾とは、資本主義がロスト・ポピュレーションズを生み出すことにあると説く。フランスの経済学者、トマ・ピケティの話題の「21世紀の資本」とはまた異なる視点で資本論を論じた注目の書。

(作品社 2400円+税)


日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

最新のBOOKS記事

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    秋篠宮ご夫妻は事態打開に動かず…眞子さまの実の母よりも小室ママにやさしい態度がネックに?

  2. 2

    草津町議だった新井祥子さん 性的被害告発でリコール失職、海外メディアも注目したその後は…

  3. 3

    組織委・武藤事務総長またトンデモ発言!五輪コロナ感染264人を「想定内」と豪語し大炎上

  4. 4

    【競泳】無冠の瀬戸大也が現役続行 今後は海外でコツコツと賞金稼ぎの旅

  5. 5

    「水泳ニッポン」自国開催で大惨敗…瀬戸不振、日本水連の甘さ、平井HCの処遇に影響も

  6. 6

    懸念が一転!眞栄田郷敦の高校生役がハマった痛快コミカル劇「プロミス・シンデレラ」

  7. 7

    【バド】桃田賢斗に「裸の王様」と指摘する声…予選敗退は“まさか”ではなく必然だったか

  8. 8

    韓国テレビ局MBCが東京五輪報道で“珍プレー”連発…「国の恥」と最も怒ったのは韓国人だった

  9. 9

    瀬戸大也と大坂なおみの敗退で生じた「アスリートに人間性は必要か?」という問い

  10. 10

    小金沢昇司の芸能プロが倒産!負債額6200万円、御大・北島三郎の苦言を聞いておけばよかった

もっと見る

人気キーワード