「北の街物語」内田康夫著

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 浅見は地元の赤羽で取材中、高校時代の後輩・瑞恵と再会。後日、瑞恵の実家が営む銭湯を訪ねた浅見は、客の倉持からある相談を持ち掛けられる。地元に住む高名彫刻家・御子柴の家から消えた「妖精」という作品を捜して欲しいというのだ。

 浅見の調べで、妖精は3731のナンバーをつけたレンタカーでどこかに運ばれたと分かる。そんな中、瑞恵を通じて殺人事件の相談が持ち込まれる。瑞恵の知人の矢村が荒川岩渕関緑地で他殺体の第一発見者になったというのだ。数日後、浅見は身元不明の被害者のポケットから「3731」と書かれた紙片が見つかったことを知る。

 浅見の地元・北区を舞台にした長編ミステリー。(中央公論新社 900円+税)


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