「北の街物語」内田康夫著

公開日: 更新日:

 浅見は地元の赤羽で取材中、高校時代の後輩・瑞恵と再会。後日、瑞恵の実家が営む銭湯を訪ねた浅見は、客の倉持からある相談を持ち掛けられる。地元に住む高名彫刻家・御子柴の家から消えた「妖精」という作品を捜して欲しいというのだ。

 浅見の調べで、妖精は3731のナンバーをつけたレンタカーでどこかに運ばれたと分かる。そんな中、瑞恵を通じて殺人事件の相談が持ち込まれる。瑞恵の知人の矢村が荒川岩渕関緑地で他殺体の第一発見者になったというのだ。数日後、浅見は身元不明の被害者のポケットから「3731」と書かれた紙片が見つかったことを知る。

 浅見の地元・北区を舞台にした長編ミステリー。(中央公論新社 900円+税)


最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    岡山天音「ひらやすみ」ロス続出!もう1人の人気者《樹木希林さん最後の愛弟子》も大ブレーク

  2. 2

    帝釈天から始まる「TOKYOタクシー」は「男はつらいよ」ファンが歩んだ歴史をかみしめる作品

  3. 3

    西武にとってエース今井達也の放出は「厄介払い」の側面も…損得勘定的にも今オフが“売り時”だった

  4. 4

    高市政権の物価高対策はもう“手遅れ”…日銀「12月利上げ」でも円安・インフレ抑制は望み薄

  5. 5

    立川志らく、山里亮太、杉村太蔵が…テレビが高市首相をこぞってヨイショするイヤ~な時代

  1. 6

    (5)「名古屋-品川」開通は2040年代半ば…「大阪延伸」は今世紀絶望

  2. 7

    森七菜の出演作にハズレなし! 岡山天音「ひらやすみ」で《ダサめの美大生》好演&評価爆上がり

  3. 8

    小池都知事が定例会見で“都税収奪”にブチ切れた! 高市官邸とのバトル激化必至

  4. 9

    西武の生え抜き源田&外崎が崖っぷち…FA補強連発で「出番減少は避けられない」の見立て

  5. 10

    匂わせか、偶然か…Travis Japan松田元太と前田敦子の《お揃い》疑惑にファンがザワつく微妙なワケ