「北の街物語」内田康夫著

公開日: 更新日:

 浅見は地元の赤羽で取材中、高校時代の後輩・瑞恵と再会。後日、瑞恵の実家が営む銭湯を訪ねた浅見は、客の倉持からある相談を持ち掛けられる。地元に住む高名彫刻家・御子柴の家から消えた「妖精」という作品を捜して欲しいというのだ。

 浅見の調べで、妖精は3731のナンバーをつけたレンタカーでどこかに運ばれたと分かる。そんな中、瑞恵を通じて殺人事件の相談が持ち込まれる。瑞恵の知人の矢村が荒川岩渕関緑地で他殺体の第一発見者になったというのだ。数日後、浅見は身元不明の被害者のポケットから「3731」と書かれた紙片が見つかったことを知る。

 浅見の地元・北区を舞台にした長編ミステリー。(中央公論新社 900円+税)


最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    安青錦は大関昇進も“課題”クリアできず…「手で受けるだけ」の立ち合いに厳しい指摘

  2. 2

    阿部巨人に大激震! 24歳の次世代正捕手候補がトレード直訴の波紋「若い時間がムダになっちゃう」と吐露

  3. 3

    マエケン楽天入り最有力…“本命”だった巨人はフラれて万々歳? OB投手も「獲得失敗がプラスになる」

  4. 4

    中日FA柳に続きマエケンにも逃げられ…苦境の巨人にまさかの菅野智之“出戻り復帰”が浮上

  5. 5

    今田美桜に襲い掛かった「3億円トラブル」報道で“CM女王”消滅…女優業へのダメージも避けられず

  1. 6

    高市政権の“軍拡シナリオ”に綻び…トランプ大統領との電話会談で露呈した「米国の本音」

  2. 7

    エジプト考古学者・吉村作治さんは5年間の車椅子生活を経て…80歳の現在も情熱を失わず

  3. 8

    日中対立激化招いた高市外交に漂う“食傷ムード”…海外の有力メディアから懸念や皮肉が続々と

  4. 9

    安青錦の大関昇進めぐり「賛成」「反対」真っ二つ…苦手の横綱・大の里に善戦したと思いきや

  5. 10

    石破前首相も参戦で「おこめ券」批判拡大…届くのは春以降、米価下落ならありがたみゼロ