「遺品整理士という仕事」木村榮治著

公開日: 更新日:

 父の死後、便利屋に依頼した遺品整理の仕事ぶりに疑問を抱いた著者は、協会を設立して「遺品整理士」の資格をつくり人材を養成。心ない業者や違法業者などが入り乱れ無法地帯化した分野で、利用者の信頼を集めている。社会の変化とともに、遺品整理は、これまでの不用品を回収するだけの仕事から、遺族と一緒に、時には遺族に代わって判断して、無数の遺品の中から形見分けすべきものを洗い出し、必要な重要書類を見つけ出し、限られた時間の中で分別や査定を行うなど、複合サービスへと変化している。

 遺族の悲しみに寄り添いながら進められる、そんな遺品整理士の仕事を紹介。さらに体験から導き出された生前、老前整理のポイントも指南してくれる。(平凡社 760円+税)


最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    「おまえになんか、値がつかないよ」編成本部長の捨て台詞でFA宣言を決意した

  2. 2

    福山雅治&稲葉浩志の“新ラブソング”がクリスマス定番曲に殴り込み! 名曲「クリスマス・イブ」などに迫るか

  3. 3

    年末年始はウッチャンナンチャンのかつての人気番組が放送…“復活特番”はどんなタイミングで決まるの?

  4. 4

    「えげつないことも平気で…」“悪の帝国”ドジャースの驚愕すべき強さの秘密

  5. 5

    やす子の毒舌芸またもや炎上のナゼ…「だからデビューできない」執拗な“イジり”に猪狩蒼弥のファン激怒

  1. 6

    羽鳥慎一アナが「好きな男性アナランキング2025」首位陥落で3位に…1強時代からピークアウトの業界評

  2. 7

    【原田真二と秋元康】が10歳上の沢田研二に提供した『ノンポリシー』のこと

  3. 8

    査定担当から浴びせられた辛辣な低評価の数々…球団はオレを必要としているのかと疑念を抱くようになった

  4. 9

    渡部建「多目的トイレ不倫」謝罪会見から5年でも続く「許してもらえないキャラ」…脱皮のタイミングは佐々木希が握る

  5. 10

    ドジャース佐々木朗希の心の瑕疵…大谷翔平が警鐘「安全に、安全にいってたら伸びるものも伸びない」