大阪のオバちゃんに学ぶ相づちの極意

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 虎模様の洋服に身を包み、濃すぎる化粧と大きすぎる声でぐいぐい押してくる強烈な個性。この世で大阪のオバちゃんほど恐ろしい生き物はいないだろう。しかし、そんな彼女たちを観察してみると、閉塞した日本を明るく変えるヒントが見えてくる。

 源祥子著「大阪のオバちゃんの逆襲」(言視舎 1400円+税)は、一風変わったコミュニケーション術の指南書。40代も半ばとなって立派な“それ”になりつつある大阪育ちの著者が教える、大阪のオバちゃん的生き方のススメだ。

 大阪のオバちゃんといえば、おしゃべりのうるささは超一級。しかし、その会話をよく聞いてみると、彼女たちは意外にも聞き上手であることが分かってくる。何しろ、相づちのレパートリーが豊富。東京人なら、「へぇ」「そう」「ふーん」ぐらいのところを、大阪のオバちゃんときたら「ほんで、どないしたん?」「せやなぁ、ようわかるで!」「それはえらいこっちゃなぁ!」「わやくちゃやん!」と、実に盛り上げ上手なのだ。大阪のオバちゃんの相づちの極意を身に付ければ、口下手な人でも会話が弾むに違いない。

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