大阪のオバちゃんに学ぶ相づちの極意

公開日: 更新日:

 虎模様の洋服に身を包み、濃すぎる化粧と大きすぎる声でぐいぐい押してくる強烈な個性。この世で大阪のオバちゃんほど恐ろしい生き物はいないだろう。しかし、そんな彼女たちを観察してみると、閉塞した日本を明るく変えるヒントが見えてくる。

 源祥子著「大阪のオバちゃんの逆襲」(言視舎 1400円+税)は、一風変わったコミュニケーション術の指南書。40代も半ばとなって立派な“それ”になりつつある大阪育ちの著者が教える、大阪のオバちゃん的生き方のススメだ。

 大阪のオバちゃんといえば、おしゃべりのうるささは超一級。しかし、その会話をよく聞いてみると、彼女たちは意外にも聞き上手であることが分かってくる。何しろ、相づちのレパートリーが豊富。東京人なら、「へぇ」「そう」「ふーん」ぐらいのところを、大阪のオバちゃんときたら「ほんで、どないしたん?」「せやなぁ、ようわかるで!」「それはえらいこっちゃなぁ!」「わやくちゃやん!」と、実に盛り上げ上手なのだ。大阪のオバちゃんの相づちの極意を身に付ければ、口下手な人でも会話が弾むに違いない。

最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ドジャース佐々木朗希に向けられる“疑いの目”…逃げ癖ついたロッテ時代はチーム内で信頼されず

  2. 2

    ドジャース佐々木朗希の離脱は「オオカミ少年」の自業自得…ロッテ時代から繰り返した悪癖のツケ

  3. 3

    注目集まる「キャスター」後の永野芽郁の俳優人生…テレビ局が起用しづらい「業界内の暗黙ルール」とは

  4. 4

    柳田悠岐の戦線復帰に球団内外で「微妙な温度差」…ソフトBは決して歓迎ムードだけじゃない

  5. 5

    女子学院から東大文Ⅲに進んだ膳場貴子が“進振り”で医学部を目指したナゾ

  1. 6

    大阪万博“唯一の目玉”水上ショーもはや再開不能…レジオネラ菌が指針値の20倍から約50倍に!

  2. 7

    ローラの「田植え」素足だけでないもう1つのトバッチリ…“パソナ案件”ジローラモと同列扱いに

  3. 8

    ヤクルト高津監督「途中休養Xデー」が話題だが…球団関係者から聞こえる「意外な展望」

  4. 9

    “貧弱”佐々木朗希は今季絶望まである…右肩痛は原因不明でお手上げ、引退に追い込まれるケースも

  5. 10

    備蓄米報道でも連日登場…スーパー「アキダイ」はなぜテレビ局から重宝される?