「アンタッチャブル」馳星周著

公開日: 更新日:

 人身事故を起こした宮澤は捜査1課から公安部外事3課に左遷された。上司は東大卒のスーパーエリート・椿警視だが、彼はベタぼれだった妻を無能だとみていた同僚の塚本に寝取られて以来、おかしくなったという噂だった。宮澤の真の職務は椿を監視することだ。椿は宮澤をスパイ御用達だというバーに連れていくが、そこで塚本を見かけた途端、席を立つ。椿は塚本と一緒だった女は北朝鮮の工作員だと言い、宮澤に捜査を命じる。やがて爆破テロの謀略を察知するが、それは椿の妄想なのか……。

 アンタッチャブルと呼ばれる元エリートと落ちこぼれ元刑事が活躍するエンターテインメント。(毎日新聞出版 1850円+税)

【連載】今日の新刊

最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    名球会入り条件「200勝投手」は絶滅危機…巨人・田中将大でもプロ19年で四苦八苦

  2. 2

    永野芽郁に貼られた「悪女」のレッテル…共演者キラー超えて、今後は“共演NG”続出不可避

  3. 3

    落合監督は投手起用に一切ノータッチ。全面的に任せられたオレはやりがいと緊張感があった

  4. 4

    07年日本S、落合監督とオレが完全試合継続中の山井を八回で降板させた本当の理由(上)

  5. 5

    巨人キャベッジが“舐めプ”から一転…阿部監督ブチギレで襟を正した本当の理由

  1. 6

    今思えばあの時から…落合博満さんが“秘密主義”になったワケ

  2. 7

    巨人・田中将大が好投しても勝てないワケ…“天敵”がズバリ指摘「全然悪くない。ただ…」

  3. 8

    高市早苗氏が必死のイメチェン!「裏金議員隠し」と「ほんわかメーク」で打倒進次郎氏にメラメラ

  4. 9

    世界陸上「前髪あり」今田美桜にファンがうなる 「中森明菜の若かりし頃を彷彿」の相似性

  5. 10

    三角関係報道で蘇った坂口健太郎の"超マメ男"ぶり 永野芽郁を虜…高畑充希の誕生日に手渡した大きな花束