「西村和雄の有機農業原論」西村和雄著

公開日: 更新日:

 有機農業はこれまで包括的な定義がされなかったため、虫食いのある野菜が安全などと思われてきた。ほんとうに健康な野菜なら虫は避けるという。著者は有機農業を「耕地生態系の自律的機能を阻害あるいは撹乱するような、合成化学物質である農薬類や化学肥料は、一切使用しない」と定義し、日本は土壌の中に肥沃になるための根源があるので、低投与型と低栄養成長型の農業にもっていくべきだと説く。日本の食料自給率の低さが大きな問題になっているが、有機栽培で耕作すれば、自給率100%は可能だという。

 有機農業のアドバイザーを務める著者がまとめた実践的農業論。

(七つ森書館 1800円+税)

【連載】今日の新刊

最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    高市首相の大誤算!「私の悲願」と豪語の消費税減税に世論「反対」多数の謎解き

  2. 2

    「エプスタイン文書」名前記載日本人のジャニーズ“顧問歴”が波紋…ファンの擁護と芸能界に広がる影響

  3. 3

    国民民主の“お嬢さま候補”が運動員買収容疑で逮捕 自爆招いた強すぎる上昇志向と国政進出への執着心

  4. 4

    高市首相が国民を騙し討ち…選挙公約記載なし「定額働かせ放題」を施政方針演説に突如ねじ込み

  5. 5

    愛子さまの将来に影響を与える高市政権「皇室典範改正案」66歳の誕生日を迎えた天皇陛下は…

  1. 6

    国民が気付いた税収減の危うさ…衆院選“争点つぶし”の副産物「消費税減税反対24.9%」で最多

  2. 7

    大谷翔平のWBC“緊急登板”は本当にないのか?「(自分が投げると)絶対に言う」と栗山英樹前監督

  3. 8

    4月からフリー転身の岩田絵里奈アナに立ちはだかる 「日テレ出身」の不吉なジンクス

  4. 9

    高市首相「コラム全消し」炎上やまず…過去発言の“ほじくり合戦”まで勃発で完全裏目

  5. 10

    和久田麻由子vs岩田絵里奈 "女子アナサバイバル”の勝者はどちらに?