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「子宮頸がん ワクチン事件」斎藤貴男著

 2009年に日本で子宮頸がんワクチン(HPVワクチン)が承認されてから13年までに328万人もの少女に接種された。だが、自分の母親さえ分からなくなったり、知能が低下するという重篤な被害も出て積極的な勧奨は中断された。

 ワクチンの効果を高める免疫増強剤が関係しているとの疑いがあるが、科学的に証明されていない。HPVワクチン接種が広まった背景には、子宮頸がんの治療費とワクチン接種のコストパフォーマンスを比較する医療経済学と、政治家へのロビー活動に力を入れるメガファーマの存在がある。

 ワクチンビジネスと日本の医療政策の実態に迫るノンフィクション。

(集英社インターナショナル 1400円+税)

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